研究課題/領域番号 |
17320082
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
中澤 英彦 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (60092459)
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研究分担者 |
臼山 利信 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 助教授 (50323225)
小林 潔 東京外国語大学, 外国語学部, 非常勤講師 (20350374)
堤 正典 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (80281450)
匹田 剛 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (80241420)
山田 久就 小樽商科大学, 言語センター, 助教授 (60345246)
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キーワード | 外国語 / 言語学 / ロシア語 / 教育文法 / ソ連邦崩壊 / ポーランド / 中央アジア |
研究概要 |
文法論分野・社会言語学分野・コンピュータ文法書開発・教育法における各自の研究の経過・成果を本グループ内の研究会で報告し、研究内容を深化させるとともに、外部のシンポジウム等においても研究成果を発表していった。中澤は、文法用語の見直しなど新しい内容を多数もりこんだロシア語教科書『一冊目のロシア語』を出版した。日山は、カザフスタン及びタジキスタンにおいて社会言語学的アンケート調査を実施し(近々報告の予定)、また、2006年10月に国際シンポジウム「文明のクロスロード3-ことば・文化・社会の様相」(於ウズベキスタン)で「現代ロシア語における前置詞B/HA+前置格名詞の用法について」の報告を行い、11月のロシア・東欧学会/日本スラブ東欧学会合同大会(於青山学院大学)で「ポーランド・クラクフ市,ワルシャワ市における社会言語学的調査の実施報告-若者たちの言語意識を中心として」の報告を行った。堤は、12月にシンポジウム「ロシア語教育の現在と未来」(於神奈川大学)を企画・開催し国内の研究者を招いて討論を行った。そこでは日山も「大学間交流とロシア語教育-筑波大学の取り組みを事例として」の報告を行った。小林は、いくつかの研究成果を論文として発表し、その他に2007年3月のシンポジウム「関口文法と現代言語学」(於浜松医科大学)で「関口文法と日本に於けるロシア語教育文法」の報告を行った。匹田は、ロシア語の数量詞における一致の問題の検討を進め、論文として発表した。山田は、コンピュータ文法書構築のための研究として、変化形のパターン、各単語と変化形のパターンの対応などをXML形式でデータベース化し、そのデータベースを利用して文法書における表の作成等を効率的に行うためのJavascriptでのプログラミングを作成した。また、グループ全体として昨年度に引き続き『世界のロシア語2003』下巻を翻訳・刊行した。
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