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2005 年度 実績報告書

英語学習者のコロケーション知識に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17320084
研究機関名古屋大学

研究代表者

杉浦 正利  名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (80216308)

研究分担者 成田 真澄  東京国際大学, 言語コミュニケーション学部, 教授 (50383162)
キーワードコロケーション / 学習者コーパス / 反応時間 / 光トポグラフィー / 第二言語習得
研究概要

本研究は、日本人英語学習者の持つコロケーション知識と英語母語話者の持つコロケーション知識とが、質的・量的にどのように違うのかということを、コーパス・反応時間・光トポグラフィーという三つのデータを利用して明らかにすることを目的としている。母語話者と学習者のもつ知識の決定的な違いは、記憶している定型表現の量と質の違い、すなわち、コロケーション知識の違いではないかと予測し、大量のコーパスを利用して定型表現の使われ方の違いを明らかにするとともに、学習者および母語話者の脳内に実在する知識との関係を、反応時間を計る実験と光トポグラフィーによる脳内の血流量の観測により明らかにする。
本年度は、コーパスの構築と反応時間の実験の準備を行なった。
1.コーパスの設計
コーパスの一般的設計基準と、学習者コーパス固有の基準を考慮し、コーパスの設計を行なった。広く公開できるものとなるように、技術的にはXMLに基づくフォーマットを採用し設計し、また、法的にも著作権に配慮した契約書を作成し、コーパスの収集にあたった。
2.コーパスの構築
中・上級の英語学習者に500語の英文エッセーを書いてもらい、新規に大規模学習者コーパスを構築した。国際学習者コーパス(ICLE)で使用されているトピックを採用し、国際的な比較ができるようにした。学習者の作文に、英語母語話者による添削文を付与し、学習者の作文の「不自然さ」を分析できるようにした。英語母語話者にも500語のエッセーを書いてもらい、学習者コーパスと対照言語学的に分析できるようにした。
3.コーパス専用サーバーの設置
専用のサーバーを設置し、上記3種類のコーパスデータを格納し、検索と解析を行なえるようにした。
4.反応時間測定実験の準備
定型表現を使った反応時間の測定実験を設計し、定型表現の反応時間測定プログラムを開発した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] The Use of Adverbial Connectors in Argumentative Essays by Japanese EFL College Students2006

    • 著者名/発表者名
      Narita, M., Sugiura, M.
    • 雑誌名

      英語コーパス研究 第13号

      ページ: 23-42

  • [雑誌論文] ライティング指導とその効果-英語接続表現の使用に見られる変化-2006

    • 著者名/発表者名
      成田真澄
    • 雑誌名

      東京国際大学論叢-言語コミュニケーション学部編 2

      ページ: 225-235

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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