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2005 年度 実績報告書

日本における朝鮮語教育史の総合的・実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17320085
研究機関大阪大学

研究代表者

植田 晃次  大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 助教授 (90291450)

キーワード朝鮮語教育史 / 朝鮮語教育 / 韓国語教育 / 朝鮮語学習 / 朝鮮語奨励試験 / 金沢庄三郎 / 朝鮮総督府 / NHKハングル講座
研究概要

今年度は、来年度に報告書として作成予定の『日本朝鮮語教育史」(仮)編纂のための基礎研究を中心に行った。
その成果としてまず、報告書(1)『朝鮮語教育史人物情報資料集』を研究代表者および3名の研究協力者が分担執筆して作成した。本資料集は、19世紀末から21世紀初の日本において、朝鮮語の教育・学習に関わった人物に焦点をあて、各種データを採録したものである。具体的には、様々な教育機関の卒業生(在学生)、外務省・文部省・熊本県による留学生、朝鮮語奨励試験等の試験合格者、朝鮮総督府の『朝鮮語辞典』・「諺文綴字法」に関与した人々、NHKの朝鮮語講座の講師等についての各種データを収録した。また、巻末には1880年から1945年に至る時期に刊行された、朝鮮語学習書の目録も収めた。
このほかの成果としては、朝鮮語専攻の学科がなかった明治20年代の日本人の朝鮮・朝鮮語観について明らかにした、石川遼子「朝鮮観の錯綜-明治二十年代-」(『日本史の方法』2)、地名「奈良」の意味と表記および金沢庄三郎「寧楽考」の意義について論じた、石川遼子「寧楽・平城・奈良-研究史の一端から-」(『奈良女子大学21世紀COE論集』)、植民地期朝鮮における言語運動(ハングル専用化運動)をめぐる植民地性と近代性の交錯について、運動の過程と周辺的事実との関係性から具体的に検討した、三ツ井崇「植民地期朝鮮における言語運動の展開と性格-1920〜30年代を中心に-」(『歴史学研究』802)がある。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 寧楽・平城・奈良-研究史の一端から-2006

    • 著者名/発表者名
      石川 遼子
    • 雑誌名

      奈良女子大学21世紀COE論集 (in press)(印刷中)

  • [雑誌論文] 朝鮮観の錯綜-明治二十年代-2005

    • 著者名/発表者名
      石川 遼子
    • 雑誌名

      日本史の方法 2

      ページ: 93-110

  • [雑誌論文] 植民地期朝鮮における言語運動の展開と性格-1920〜30年代を中心に-2005

    • 著者名/発表者名
      三ツ井 崇
    • 雑誌名

      歴史学研究 802

      ページ: 19-29

  • [図書] 朝鮮語教育史人物情報資料集2006

    • 著者名/発表者名
      植田晃次
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      植田晃次

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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