研究課題/領域番号 |
17320104
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研究機関 | 国学院大学 |
研究代表者 |
鈴木 靖民 国学院大学, 文学部, 教授 (20052160)
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研究分担者 |
酒寄 雅志 國學院大學栃木短期大学, 日本史学科, 教授 (90187055)
石見 清裕 早稲田大学, 教育学部, 助教授 (00176562)
佐藤 長門 國學院大學, 文学部, 助教授 (90306902)
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キーワード | 日本史 / 東アジア / 入唐求法巡礼行記 / 円仁 / 交流 / 国際情報交換 / 国際研究者交流 / 中国:韓国 |
研究概要 |
1.『入唐求法巡礼行記』巻2について、影印本・活字本・訳本の校訂作業 影印本についてスキャナーで取込を行い、その上で1字毎の検索用画像を作成した。 2.中国・山東半島西部における現地踏査 平成18年2月24日〜3月3日に行った中国山東省・河北省の現地踏査では、平成15年度に行った山東半島東部の踏査につづき、円仁の著した『入唐求法巡礼行記』の行程に沿って山東半島東部及び河北省南部の現地踏査を行った。この踏査のなかで、『巡礼行記』開成5年3月20日〜4月16日条に記載されている青州〜冀州南宮県までの間において、円仁が歩いたルートをほぼ特定することができ直線の官道が現存し、現地で円仁が見聞した唐代の寺院跡(礼泉寺、開元寺)や城県の遺跡(貝州)、村などの地名(王家村)について仏像、文物などを確認した。また、現地の研究者とも学術交流を図る事ができた。 3.データベースWEB公開に関するビューワーの開発及びHP作成 平成13年度〜16年度における科学研究費補助金「『入唐求法巡礼行記』に関する文献校定および基礎的研究」において『入唐求法巡礼行記』巻1のデータベースを作成した。その成果を公開し、今後巻2以降のデータについても漸次更新するため、公開用ビューワーの開発を行った。また、WEB公開に先立ち、HPの作成を行った。(http://www.junreikoki.jp) 4.『入唐求法巡礼行記』データベースの公開 これまで行ってきた『入唐求法巡礼行記』検索データベースについて、公開するとともにその成果を2006年4月23日に日本アーカイブズ学会大会にて報告する予定である。(鈴木靖民・田中史生・平澤加奈子「入唐求法巡礼行記データベースの可能性-写本資料の活用にむけて-」)
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