研究課題/領域番号 |
17320104
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研究機関 | 国学院大学 |
研究代表者 |
鈴木 靖民 国学院大学, 文学部, 教授 (20052160)
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研究分担者 |
酒寄 雅志 國學院大學栃木短期大学, 日本史学科, 教授 (90187055)
石見 清裕 早稲田大学, 教育学部, 助教授 (00176562)
佐藤 長門 国学院大学, 文学部, 助教授 (90306902)
田中 史生 関東学院大学, 経済学部, 助教授 (50308318)
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キーワード | 日本史 / 東アジア / 入唐求法巡礼行記 / 円仁 / 交流 / 国際情報交換 / 国際研究者交流 / 中国:韓国 |
研究概要 |
1.『入唐求法巡礼行記』巻2について、影印本・活字本・訳本の校訂作業 影印本の1字毎の検索用画像を作成。活字本.訳本などとの校訂作業を行い、その内容をデータベース形式にした。現在巻2の三分の一の作業を終了している。 2.『入唐求法巡礼行記』注釈作成。 巻1について、研究会を開催し、逐条的に注釈を施す作業を行った。公開データベースにも逐次修正を施している。 3.中国・山東半島西部・五台山における現地踏査 2006年8月19日〜28日山東半島西部・五台山の現地踏査を行った。その結果、堂陽県から五台山へと向かう行程について、大方の行程が復元できることが判明した。従来推定される円仁の行程は修正が必要であり、研究会において大略の報告は行ったが、今後記録したデジタルビデオとデジタルカメラの内容・さらに地図や地方志などから詳細な検討と行程の確定を行う予定である。 4.入唐求法巡礼行記研究会の開催・入唐求法巡礼行記データベースの整備・更新 入唐求法巡礼行記データベース(http://www.junreikoki.jp)について、巻1について、これまで検討した内容をデータベースに反映させ、また研究会のお知らせなどHPの更新を行った。また、研究会のメーリングリストを作製し、広く一般の方にも研究会に参加できるようにした。また研究会は年6回行い、調査報告や、札幌大学の高瀬奈津子氏を招聘して講演会を行った。
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