研究課題/領域番号 |
17320104
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研究機関 | 国学院大学 |
研究代表者 |
鈴木 靖民 国学院大学, 文学部, 教授 (20052160)
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研究分担者 |
佐藤 長門 国学院大学, 文学部, 准教授 (90306902)
酒寄 雅志 国学院大学栃木短期大学, 日本史学科, 教授 (90187055)
石見 清裕 早稲田大学, 教育総合科学学術院, 教授 (00176562)
田中 史生 関東学院大学, 経済学部, 教授 (50308318)
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キーワード | 日本史 / 東アジア / 入唐求法巡礼行記 / 円仁 / 交流 / 国際情報交換 / 国際研究者交流 / 中国・韓国 |
研究概要 |
1.『入唐求法巡礼行記』巻2の、影印本・活字本・訳本の校訂作業昨年度の作業で半分程度完了した巻2の校訂作業を進める。影印本はスキャナーで取り込み、1字毎の検索用画像を作成。活字本・訳本などとの校訂作業を行い、その内容をデータベース形式にする。 2.中国・楚州・揚州における現地踏査2007年12月22日〜29日に中国・楚州・揚州において現地踏査を行った。本調査によって、円仁が中国へ上陸した地点などを調査し、また外邦図や衛生地図などを用いて複合的に円仁の求法の行程調査を行うことができた。調査の詳細は2008年2月の研究会にて報告した。 3.入唐求法巡礼行記研究会の開催2008年2月23日に阿南史代氏・王海燕氏による研究会を行った。またその際に12月の現地調査報告を行い、40名程度の参加を得た。 4.入唐求法巡礼行記データベースの整備・更新平成17年度に開発・公開した入唐求法巡礼行記データベースについて、逐次その修正・整備・更新を行った。 5.国際シンポジウム・巡見の開催2007年4月29日に栃木県立博物館において韓国・中国より研究者を招聘し、計11名の報告者により国際シンポジウム「円仁と古代の東アジアー『入唐求法巡礼功記』の世界」を開催した(参加者208名)。これにより、広く一般にむけて本研究の内容を報告し、活発な議論がなされた。また30日には栃木県内の円仁関係史跡を巡視し、139名の参加者を得て、円仁に関する知識を一般の人々に深めることができた。
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