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2005 年度 実績報告書

近世日本における女性のライフサイクルと地域社会

研究課題

研究課題/領域番号 17320106
研究機関関西大学

研究代表者

藪田 貫  関西大学, 文学部, 教授 (80027987)

研究分担者 曽根 ひろみ  神戸大学, 国際文化学部, 教授 (10179385)
岩田 みゆき  青山学院大学, 文学部, 助教授 (40365010)
中野 節子  金沢大学, 文学部, 助教授 (60019338)
桑原 恵  徳島大学, 総合科学部, 教授 (00180092)
沢山 美果子  順正短期大学, 幼児教育科, 教授 (10154155)
キーワード近世日本 / 女性 / ライフサイクル / 地域社会 / 地域交流 / 国際学術交流
研究概要

本研究では、日本の各地を巡回し、女性史の生きた資料を現地で確認・調査するとともに、新旧の世代間の研究交流を図ることを主たる目的として、研究分担者の協力の下、「江戸の女性史フォーラム」を開催することを、基本的な課題としているが、本年度は7月に大阪、12月に徳島で開催した
大阪では代表者の藪田、徳島では分担者の桑原恵が基調報告し、あわせてゲストの講演と若手院生の報告があり、その内容は「江戸の女性史フォーラム」報告書として出版した。なお3月にも東京フォーラムを予定していたが、報告者と会場の日程が合わず、次年度に繰り越された。
また予定していた海外との交流では、藪田がヨーロッパ日本研究協会の年次大会(ウイーン大学)に出席、協力者であるアン・ウォルソールをはじめとする米欧の研究者と交流を持った結果、平成18年9月、ケンブリッジ大学で開催される「江戸と明治日本の女性」研究会議に参加することとなった。
2度のフォーラムの他には、各人が、それぞれの課題にしたがって研究活動を進め、別項の研究発表の欄にあるような成果が生まれている。そのほか、菊池慶子が総合女性史研究会大会で「江戸の介護」をテーマに報告し、あわせて分担者も参加し、議論に加わった。
また調査では藪田が、西谷サクの資料調査を継続して進めたほか、分担者の沢山美果子が岡山県下の農村での出産・育児の状況に関する調査をはじめ、協力者の畑尚子が、江戸の大奥奉公の資料を収集した。いずれも次年度の成果となって現れると思われる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] その後の西谷さく2006

    • 著者名/発表者名
      藪田 貫
    • 雑誌名

      江戸の女性史フォーラム(大阪)

      ページ: 13-25

  • [雑誌論文] 近世日本の刑事法制とジエンダー2006

    • 著者名/発表者名
      曽根ひろみ
    • 雑誌名

      ジエンダーの比較法史学(三成美保編)(大阪大学出版会)

      ページ: 211-241

  • [雑誌論文] 堕胎・間引きから捨子まで-出生をめぐる生命観の変容-2006

    • 著者名/発表者名
      沢山美果子
    • 雑誌名

      徳川日本のライフコース-歴史人口学との対話-(落合恵美子編)

      ページ: 29-59

  • [雑誌論文] 近世社会と性差2005

    • 著者名/発表者名
      藪田 貫
    • 雑誌名

      日本史講座6(歴史学研究会・日本史研究会編)

      ページ: 269-295

  • [雑誌論文] 翻刻『女世話用文章大成』2005

    • 著者名/発表者名
      中野節子
    • 雑誌名

      金沢大学文学部日本史学研究室紀要 第1号

      ページ: 45-54

  • [図書] 日本近世史の可能性2005

    • 著者名/発表者名
      藪田 貫
    • 総ページ数
      430
    • 出版者
      校倉書房
  • [図書] 性と生殖の近世2005

    • 著者名/発表者名
      沢山美果子
    • 総ページ数
      359
    • 出版者
      勁草書房

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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