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2008 年度 実績報告書

兵庫県加西市・一乗寺の歴史資料(巡礼札)の調査とデータベース化

研究課題

研究課題/領域番号 17320108
研究機関(財)元興寺仏教民族資料研究所

研究代表者

稲城 信子  財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (50106712)

研究分担者 高橋 平明  財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (60261210)
中川 由莉  財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (30450935)
キーワード西国三十所寺院 / 追善 / 逆修 / 代参 / 奉納 / 巡礼札 / 観音信仰
研究概要

本調査は、西国三十三所第26番札所としてしられる一乗寺に残される「巡礼札」(巡礼者が三十三所寺院に参詣した際に奉納する札であり、15世紀以降継続して行われていたことが札の遺例によりしられる。)の調査とデータベース化を目的としている。平成12〜19年度にかけて一乗寺本堂の解体修理が行われた。本堂の天井等に打ちつけてあった大量の「巡礼札」がはずされた。本調査は、その札に記された巡礼者の氏名・時代・出身地等を解読した。その作業は平成19年度まで継続し、総数23450点の札が確認できた。大量に残されている「巡礼札」の調査とそのデータベース化によって、西国三十三所信仰の実態、巡礼者の出身地、階層や生業等について検討する素材を提供してくれる資料になるとおもわれ、従来の巡礼研究の欠落している面が解明できよう。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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