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2007 年度 実績報告書

韓国出土文字瓦データベース構築のための予備研究

研究課題

研究課題/領域番号 17320110
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

田中 俊明  滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (50183067)

研究分担者 亀田 修一  岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (10140485)
高 正龍  立命館大学, 文学部, 教授 (40330005)
吉井 秀夫  京都大学大学院, 文学研究科, 准教授 (90252410)
井上 直樹  京都府立大学, 文学部, 准教授 (80381929)
東 潮  徳島大学, 総合科学部, 教授 (70243673)
キーワード韓国 / 文字瓦 / 忠清北道 / 江原道
研究概要

本年度は9月に忠清北道清州・大田市・江原道春川市において調査を行った。大田では大田市郷土史料館、清州では清州百済遺物展示館、春川では翰林大学校博物館・江原大学校博物館・国立春川博物館である。昨年度にひきつづき、発掘調査によって出土した文字瓦を中心にして、その拓本採択・写真撮影・観察を実施した。それ以外に、6月・12月・2〜3月に文字瓦出土遺蹟の調査、および調査予定の博物館等との打合せを行った。写真は、これまで同様、われわれによる記録写真のほか、写真作家で、韓国各地の国立博物館での特別展などの際に遺物・遺跡写真を撮っている呉世允氏に依頼している。採択・観察は、研究協力者として大学院生3名(韓国檀国大学・立命館大学・滋賀県立大学)にも同行してもらい進めた。文字の解読・解釈はわたしと共同研究者の井上直樹で行った。これによって、忠清道方面の調査は、諸機関の知人等の協力もあって、十分に進めることができた。共同研究者の高正龍は、2〜3月に個別に調査を進めた。当面は、このようなデータ集積作業が中心である。ただし現物を通しての調査には限界があり、報告書の図版・釈読などをデジタルデータとして取り込む作業をすすめている。それは主に、アルバイトによる。また、予定していた刻印瓦の研究者を招聘しての研究会は、日程の都合で来年度にのばすことになった。その成果とデータとをあわせて1冊にまとめたい。文字瓦を直接対象にした研究としては、高正龍・吉井秀夫に研究があり、田中・亀田は、文字瓦を歴史資料として利用した研究成果を公刊した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 武珍古城出土文字瓦の再検討2008

    • 著者名/発表者名
      吉井秀夫
    • 雑誌名

      和田晴吾先生還暦記念論集 吾々の考古学

      ページ: 583-599

  • [雑誌論文] 日韓古代山城の比較2008

    • 著者名/発表者名
      亀田修一
    • 雑誌名

      古代武器研究 9

      ページ: 72-81

  • [雑誌論文] 百済刻印瓦覚書2007

    • 著者名/発表者名
      高正龍
    • 雑誌名

      朝鮮古代研究 8

      ページ: 63-76

    • 査読あり
  • [学会発表] 魏の東方経略に関する問題点2008

    • 著者名/発表者名
      田中俊明
    • 学会等名
      古代武器研究会
    • 発表場所
      滋賀県立大学
    • 年月日
      2008-01-12
  • [図書] 「安祥寺開祖恵運の渡海」(上原真人編『皇太后の山寺』)2007

    • 著者名/発表者名
      田中俊明
    • 総ページ数
      156-183
    • 出版者
      柳原書店

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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