研究課題/領域番号 |
17320111
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
平田 茂樹 大阪市立大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (90228784)
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連携研究者 |
岡 元司 広島大学, 大学院・文学研究科, 准教授 (10290777)
須江 隆 日本大学, 生物資源学部, 准教授 (90297797)
遠藤 隆俊 高知大学, 教育学部, 教授 (00261561)
中島 楽章 九州大学, 大学院・人文科学研究科, 准教授 (10332850)
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研究協力者 |
〓 小南 北京大学, 歴史系, 教授
劉 靜貞 台湾, 成功大学・歴史系, 教授
廖 咸恵 台湾, 曁南大学・歴史系, 副教授
BEVERLY Bossler UCデービス大学, 歴史系, 教授
翁 育〓 台湾・東海大学, 歴史系, 助理教授
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研究期間 (年度) |
2005 – 2008
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キーワード | 墓 / 墓誌銘 / 行状 / 神道碑 / 地方化 / 士大夫 / 列女 |
研究概要 |
「墓」をキーワードに用いながら宋代社会の構造について多面的に研究を行った。研究成果としては、(1)墓誌銘、行状、神道碑といった史料の特徴の解析、(2)上記の史料もしくは「墓」そのものがどのようなプロセス並びに社会的背景を以て作られたかについての解析、(3)「墓」資料を通して窺える人的ネットワークの解析を行った。その結果、中国社会は地縁、血縁、学縁、業縁といった多様な「縁」をもとづくネットワークによって構成されるといわれているが、宋代の「墓」資料はまさにこうした多様な「縁」を解き明かす上で格好なものであり、「墓」関係資料の解析を通じて、唐代から北宋、北宋から南宋へ社会が次第に「地方化」を強めるとともに、士大夫から庶民に至るまでの広範な文化を創り上げていく様子を確認することができた。
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