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2006 年度 実績報告書

中華人民共和国成立前後における「移民都市」上海の性格とその変容に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17320112
研究機関日本大学

研究代表者

高綱 博文  日本大学, 通信教育部, 教授 (90154799)

研究分担者 小浜 正子  日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
山村 睦夫  和光大学, 経済経営学部, 教授 (40118104)
石島 紀之  フェリス女学院大学, 国際交流学部, 教授 (20106735)
村井 寛志  神奈川大学, 外国語学部, 専任講師 (60409919)
キーワード上海 / 移民都市 / 都市社会の変動・再編 / 中華人民共和国成立前後
研究概要

日本上海史研究会(代表・高綱博文,1990年創立)が取り組んでいる共同研究「中華人民共和国成立前後における「移民都市」上海の性格とその変容に関する総合的研究」とは,現在めざましく発展しつつある東アジアの大都市・上海の特性が,近代都市としての歩みの中でどのように形成され、変化してきたかを、「移民都市」としての性格に注目し,東アジアの各地域及び中国国内の他地域との関係に留意しながら空間的・時間的な広がりの中で明らかにしようとするものである。平成18年度の研究実績として特筆すべきものは,以下の2つである。
1つは,平成18年9月17〜18日に日本上海史研究会は合宿形式のワークショップ「第2回中華人民共和国成立前後における中国都市社会の変動」を開催したことである。このワークショップは,平成18年1月に開催した第1回のワークショップに引き続く、本研究の前提を構築する作業として,内戦期及び建国初期の上海を中心とした都市社会の変動と再編過程について,「建国後上海の人口管理」・「1950年代中国都市における食料配給制度の導入過程」・「民衆教育館による社会教育活動の具体像」・「単位制度研究の概要」をテーマに個別報告と討論を行い,大きな研究成果をあげることができた。いま一つは、中国近現代史研究の専門学術誌『近きに在りて』第50号(汲古書院、平成18年12月刊)に「上海史特集」を組み、「中華人民共和国成立前後における中国都市社会の変容」に関する専攻論文4本と近代中国都市社会史の専攻論文2本、上海史関係新刊紹介7本等を掲載した。
その他、日本上海史研究会は例会を開催し共同研究を推進するともに、アメリカ・台湾・中国の外国人研究者等が次のようなテーマで報告し討論を行った。「戦後上海における防疫事業」(平成18年4月29日)、「1912〜35年の上海の新聞業界」(7月1日)、「上海の百貨店の社会主義改造」・「上海工商業税の税制政策の変化」(11月16日)、「思想改造運動と都市大衆文化の主体転換-上海を中心に-」(平成19年3月24日)。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 戦時上海的租界問題2007

    • 著者名/発表者名
      高綱博文
    • 雑誌名

      史林(上海社会科学院歴史研究所) 97期

      ページ: 92-102

  • [雑誌論文] 人事記録にみる近代中国の銀行員の給与・経歴・家族2006

    • 著者名/発表者名
      岩間一弘
    • 雑誌名

      アジア経済 47巻4号

      ページ: 21-38

  • [雑誌論文] 租界と居留地に刻印された人間活動の営み2006

    • 著者名/発表者名
      孫安石
    • 雑誌名

      非文字資料研究(神奈川大学) 12号

      ページ: 18-19

  • [雑誌論文] 雲南近代的地域史2006

    • 著者名/発表者名
      石島紀之
    • 雑誌名

      読書(三聯出版) 2006年4月号

      ページ: 28-36

  • [図書] 中国の地域政権と日本の統治(共著)2006

    • 著者名/発表者名
      高綱博文
    • 総ページ数
      381
    • 出版者
      慶応義塾大学出版会
  • [図書] 家族の変容とジェンダー(共著)2006

    • 著者名/発表者名
      小浜正子
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      日本評論社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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