研究課題/領域番号 |
17320113
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
松田 孝一 大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (70142304)
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研究分担者 |
村岡 倫 龍谷大学, 文学部, 助教授 (30288633)
大澤 孝 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (20263345)
松川 節 大谷大学, 文学部, 助教授 (60321064)
白石 典之 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 助教授 (40262422)
松井 太 弘前大学, 人文学部, 助教授 (10333709)
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キーワード | 国際研究者交流 / 突厥 / ウイグル / モンゴル / 都市 / 交通 / 碑文 |
研究概要 |
本研究は唐〜元代モンゴル高原〜内陸アジアの交通・都市の発展を漢籍、諸言語資料および考古調査により総合的に明らかにすることを目的とする。本年度、松田、村岡、松川はモンゴル国立民族歴史博物館オチル館長の協力により、ヘンテイ県諸岩壁を調査、碑文拓本採取、墨書写真撮影を行い、チンギス霊廟遺跡、契丹都城諸遺跡、ドンド・ゴビ県チンギス時代遺跡の調査、漢文、ペルシャ語、モンゴル語墨書の解読を行い、従来研究を訂正した。 またモンゴル帝国首都カラコルム新発見碑拓本を収集、カラコルムのペルシャ語碑文に関して松田は村岡・宇野伸浩との先行研究を基に宇野、矢島洋一、磯貝健一の協力を得て解読を進め、先行成果以上の解読を達成、同地のムスリムの実態分析を深化させた。 白石典之はチンギス霊廟遺跡のチンギス宮殿研究の一環として、遺跡採取試料をC14、AMS法で測定、AD1225-1280など文献推定数値と一致する成果を得た。 大澤孝は鈴木宏節の協力によりヘルシンキの国立公文書館等で突厥碑文資料を調査検討、古代モンゴリアの遊牧民の移動経路、交通路情報の分析を行った。 松川は敦煌北区及びハラホト出土モンゴル時代モンゴル語文書を比較、大元、チャガタイ両ウルスの文書行政の共通・相違点を分析した。また既収集の都城遺跡景観・考古標本画像資料、ウランバートルの科学アカデミー考古研閲覧資料の大谷大学サーバでのデータベース化を進めた。 松井太は新発現ウイグル語世俗文書の検討により既公刊のウイグル契の内容理解を改善した。またウイグル語・モンゴル語税役関係文書の包括的分析から、西ウイグル〜モンゴル時代東トルキスタンの諸税役を(1)農産物徴収の租税(2)布帛・通貨徴収の付加税(3)徭役労働に体系化して再構成した。 西夏の交通に関して佐藤貴保の協力により賀蘭山〜エチナ〜カラコルム間交通への情報を得た。
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