1.昨年度に引き続き、研究代表者および研究分担者が、古代ギリシア、ローマ、マケドニア、エトノス国家、諸民族など、各々の研究分野において、都市・国家・帝国の起源かち発展を念頭におきつつ、社会・政治・宗教・経済の諸分野におけるテーマにそって事件や事象、概念の分析をおこなった。 とりわけ碑文史料、文書史料、考古学史料、美術資料などに関する学説史や先行研究を洗い直し、史料そのものの解読・分析を試みた 2.平成19年度の9月20日から23日まで開催した、日韓中西洋古代史国際シンポジウムの報告書を刊行することが今年の主な目標であった。あらためて日本、韓国、中国の報告者に電子メールで原稿の提出を依頼し、日本の編集委員会(責任者:田村孝、委員:後藤篤子、高畠純夫、師尾晶子、前野弘志、実務担当:倉橋良伸)が同一の書式に変換したのち、千葉大学外国人教師ベヴァリー・ホーン氏の英文チェックを受け、印刷会社に依頼して冊子の形式にして平成20年12月にProceedings of the Japan-Korea-ChinaSymposium 2007 として刊行することができた。
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