研究課題
平成19年度、計画していた中国都城調査が中国社会科学院考古研究所の都合でやむをえず、実施できず今年度に繰り越したものである。そのため中国都城調査を中心に研究を遂行した。平成20年度は、中国社会科学院考古研究所と再度協議をしたうえで、これまでの白雲翔氏に加えて新しく研究協力者に董新林氏(副研究員)を迎えて、農耕と遊牧の交錯地帯である中華人民共和国内蒙古自治区赤峰市において、遼代都城調査を実施した。契丹という北方遊牧民がどのような都城をつくろのか。また、契丹が遼を建国し、中国支配をおこなう過程で、その都城がどのように変容していくのかを実際に踏査することによってその分析資料を収集した。また、環境史のうえでも、農耕と遊牧の交錯地帯に置かれた遼の都城がどのような占地をしているのかを検討した。なお、遼代都城調査は一部、平成20年度にも、継続して実施し、瀋陽都城調査において遼寧省博物館において資料調査を実施する。
すべて 2008
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日唐律令比較研究の新段階
ページ: 97-118
大化改新と古代国家誕生
ページ: 158-163
飛鳥宮と東アジアの都城
ページ: 1-6