研究課題/領域番号 |
17320133
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
友澤 和夫 広島大学, 大学院文学研究科, 教授 (40227640)
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研究分担者 |
岡橋 秀典 広島大学, 大学院文学研究科, 教授 (00150540)
フンク カロリン 広島大学, 大学院総合科学研究科, 助教授 (70271400)
石丸 哲史 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (50223029)
鍬塚 賢太郎 琉球大学, 法文学部, 助教授 (40346466)
梅田 克樹 北海道大学, 大学院文学研究科, 助手 (20344533)
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キーワード | 知識経済 / 学習地域 / 学習ネットワーク / 知識型産業 |
研究概要 |
本年度は研究の二年目にあたり、現地調査やアンケート調査よる研究を実施した。実際の研究内容は個人により異なるため、以下に各人が進めた研究の概要を記す。 友澤:大学発ベンチャービジネスとそれを支える支援組織の関係に着目した研究を実施した。特にベンチャーキャピタルの動向が重要と考えら、それらのデータベースを作成するとともに、立地の偏在性を確認した。 岡橋:日本の中山間地域およびその農業の特性と諸変化を知識経済化との関連で整理するとともに、今後の方向性についても理論的な検討を行った。東広島市福富町竹仁地区について具体的な調査と考察を進めた。 フンク:学習型観光の成立について、瀬戸内島喚地域への外国人による体験学習型旅行を調査・検討し、あわせて政策論的な位置づけを行った。 石丸:知識集約型サービス業の典型としての経営コンサルタント業に着目し、大都市圏と地方圏における成立基盤の差異について調査・検討した。 鍬塚:知識経済化が進展するなかで注目される「国土周辺地域」へのコールセンター立地について、沖縄県および北海道における誘致政策および立地状況を、特にオペレーターの人材育成策に注視しながら調査した。 梅田:食料供給地の学習地域化が進んでいる事例として、高級食用塩産地に注目した。特に、消費動向に対応して大手製塩業者が製品構成や販売戦略をどのように修正してきたのかについて、文献・聞き取り調査を行った。 これらの調査結果は来年度に開催するシンポジウムにて公開討論する予定である。
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