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2006 年度 実績報告書

行政情報化と行政法理論の再構築の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17330006
研究機関千葉大学

研究代表者

多賀谷 一照  千葉大学, 法経学部, 教授 (40114293)

研究分担者 米丸 恒治  神戸大学, 法学研究科, 教授 (00202408)
キーワード行政 / 情報化 / オンライン / ワンストップ / e-文書 / 電子化 / 行政法 / ネットワーク
研究概要

行政情報化の諸動向のうち、公的個人認証システム、文書の真正性に関する研究を中心に行い、研究代表者、共同研究者とも、行政機関が設ける公的な研究会に参加したり、学術的な研究の場に参加した。
研究代表者は、韓国に調査旅行を行い、韓国大法院、行政自治部、防災行政局、港南区役所等を訪問調査し、我が国と対比すると情報化が急速に進んでいる理由を、技術的・制度的背景を含めて仔細に面談調査した。
研究代表者は、電子自治体の現状についてと、韓国の行政情報化の現状について論文をまとめ、それを行政の実務家が読む雑誌に掲載し、実務家の啓発に努めた。
共同研究者は、電子証明付き文書の証拠性、長期保存の可能性について、ドイツの事例を参考にしつつ研究を深め、それについて外部の研究者とも論議し、学術雑誌に掲載し、この分野の理論的レベルを高めた。
研究代表者は、総務省が開催している「公的個人認証サービスの利活用のあり方に関する検討会」に座長代理として参加した。これは従来、技術者と実務家のみで検討がなされ、法的な観点からは理論的な混乱が見られ、それが公的個人認証サービス普及の妨げとなっていた一因であることから、理論的なバックアップをうことを要請されたものである。
行政の情報化が、行政と市民との関係の変容をもたらし、行政と市民がネットワークを介してコミュニケーションするあり方と個人情報保護ならびに安全性確保の観点が重要になることを認識し、共同研究を継続しつつある。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ドイツにおける電子署名付行政文書の長期保存対策-ArchiSigプロジェクトと電子政府の基盤2007

    • 著者名/発表者名
      米丸 恒治
    • 雑誌名

      行政&ADP 43巻1号

      ページ: 32-41

  • [雑誌論文] 電子署名の安全な利用と電子署名法の課題-施行状況検討の年にあたって-2006

    • 著者名/発表者名
      米丸 恒治
    • 雑誌名

      情報ネットワーク・ローレビュー 5巻

      ページ: 150-160

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 電子自治体のあり方について2006

    • 著者名/発表者名
      多賀谷 一照
    • 雑誌名

      地方自治 707号

      ページ: 2-15

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 韓国の行政情報化について2006

    • 著者名/発表者名
      多賀谷 一照
    • 雑誌名

      住民行政の窓 300号

      ページ: 14-26

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 安全性と規制緩和2006

    • 著者名/発表者名
      多賀谷 一照
    • 雑誌名

      自治研究 82巻9号

      ページ: 27-43

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 電子署名済文書の証拠性確保と長期保存-その法的要求事項と対応策の現状と課題2006

    • 著者名/発表者名
      米丸 恒治
    • 雑誌名

      Law&tecnology 33号

      ページ: 26-36

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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