研究課題/領域番号 |
17330031
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
大西 直樹 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (80152198)
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研究分担者 |
斎藤 眞 国際基督教大学, 平和研究所, 顧問 (40009767)
小倉 いずみ 大東文化大学, 法学部, 教授 (00185563)
森本 あんり 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10317349)
佐々木 弘通 成城大学, 法学部, 助教授 (70257161)
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キーワード | 政教分離 / 信教の自由 / アメリカ合衆国憲法 / ピューリタニズム / ジェファーソン / ロジャー・ウィリアムズ / カトリシズム / 公定宗教 |
研究概要 |
平成17年10月、本研究は、初期アメリカ学会月例会との共催でシンポジュームを持ち、政教分離を共通のテーマに森本あんり氏(国際基督教大学教授)、齋藤眞(国際基督教大学顧問)に連続講演とそれについての質疑応答を行い、アメリカ合衆国憲法成立にまつわる聖教分離の問題を考察した。平成17年12月には、ピューリタニズム学会(聖学院大学)において、大西直樹(国際基督教大学教授)が講演「アメリカにおけるピューリタニズム研究の動向---デイヴィッド・ホール、その人と業績」を発表した。翌年に予定されていたホール教授の来日に備え、彼のピューリタン学における業績をアメリカでの学問の変遷のなかでとらえ、ことに聖教分離について関心をむけた。そのDavid Hall氏(ハーヴァード大学神学部教授)は、本科学研究費補助金の支援によって、平成18年1月に来日しセミナーを計4回開催した。これらは、上智大学アメリカカナダ研究所、東京大学大平洋アメリカ研究センター、国際基督教大学キリスト教と文化研究所、初期アメリカ学会と共催でもたれた専門者会議であったが、それらの演題やセミナーを共催することで、初期アメリカにおける聖教分離の研究を深めた。平成18年3月には、これまでの研究の蓄積を『歴史のなかの政教分離-その英米における起源と展開』(320ページ)を彩流社から出版したが、その中には、小倉いずみ(大東文化大学教授)、齋藤眞、大西直樹、佐々木弘通(成城大学法学部助教授),森本あんりの論文が所収されている。これらは、平成16年以来、ほかの7名の専門家とともに行ってきた英米における聖教分離の期限と展開についての研究会での発表がもとになっている。
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