研究課題/領域番号 |
17330033
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
大津留 智恵子 関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
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研究分担者 |
石橋 章市朗 関西大学, 法学部, 准教授 (40368189)
小西 秀樹 関西大学, 政策創造学部, 教授 (90309203)
土倉 莞爾 関西大学, 法学部, 教授 (00067703)
廣川 嘉裕 関西大学, 法学部, 准教授 (10388407)
安武 真隆 関西大学, 政策創造学部, 教授 (00284472)
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キーワード | 政治教育 / 若年層 / 多文化社会 / 主体性 / 能動性 / リテラシー |
研究概要 |
20年度は、最終年度の取りまとめとして、公開シンポジウムの開催と、研究論文集の作成に主眼を置いて、共同研究を進めた。共同研究会では、政治教育専門家の蓮見二郎氏を招き、国家による多文化市民像の形成などを議論した。公開シンポジウムは、オーストラリアからマレー・プリント氏を招き、政治教育に関するセッションと多文化社会に関するセッションの2本柱を立て、石橋、大津留、安武が報告をし、蓮見氏および共催の関西大学政治・経済研究所市民参加研究班の寺島俊穂氏にコメントを求めた。多文化共生社会に求められる政治的価値や態度とは何であるか、またその形成に、学校や家庭、国家などが及ぼす影響の度合いおよび望ましさについて、数量分析や実地調査を含めながら討論した。 本年度もアンケート調査を引き続き実施し、数は少ないものの中学生へも対象を広げて調査を行った。過去の調査の分析結果は、公開シンポジウムの討論に反映されると同時に、他の研究者に対する情報公開として、研究論文集に資料として加えた。分析結果は、さらに中学生を対象としたセミナーを開催する中で、題材や運営において反映する予定である(ひらめき☆ときめきサイエンス応募)。個別の調査としては、土倉がフランスで調査をおこない、研究を進めた。大津留は、アメリカにおける多文化・若年層・インターネットという、近年の政治参加のキーワードとなる分野を専門とする国内研究者に対する聴き取りをグループ討論の形で行った。 分担者による個別の研究分野での4年間の総括を、論文・資料集としてまとめた。
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