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2007 年度 実績報告書

紛争後の貧困と障害者の実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 17330060
研究機関筑波大学

研究代表者

高崎 善人  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (00334029)

キーワード国際研究者交流 / カンボディア / 開発経済学 / 貧困 / 障害者 / プログラム評価 / 家計調査
研究概要

本研究の目的は、旧紛争国であるカンボジアを例に、貧困研究において見逃されてきた障害者の実態を明らかにすることであり、大きく2つの研究テーマからなる。テーマ1は、内生性の問題を処理した上で貧困と障害の因果関係を明らかにすることである。テーマ2は、障害者を対象とした社会プログラムに関して、無作為実験(プログラム参加者の無作為抽出)によるプログラム評価(Randomized Program Evaluation)を行うことである。テーマ2では、現地有力NGOが実施する、(主に紛争による)四肢切断者を対象とした職業訓練プログラムに焦点をあて、プログラム該当者を母集団とした家計調査をプログラムの前後に実施する。テーマ1では、既存の大標本家計データを分析した上で、上記家計データにプログラム非該当者を加えた一次家計データを分析する。本年度は、プログラム前のベースライン凋査を、3回に分けて実施した。プログラム参加希望者の割合が低いことが判明したため、標本抽出法の変更・調整を遁時行った。具体的には、プログラム参加者・非参加者を無作為に選び、前者の内、実際に参加を希望する障害者、参加を希望しない障害者を層化抽出した。家計調査では、家族構成、教育、健康、障害、職業、社会資本、資産、生産、所得、信用等の広範なデータを収集した。併せて村落調査も実施した。ベースライン調査データを使った基本的な統計分析を行い、プログラムのに後実施するインパクト調査へのフィードバックを得た。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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