• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

わが国証券市場の機能と投資家の行動バイアス:アンケート調査と実験の融合による研究

研究課題

研究課題/領域番号 17330075
研究機関早稲田大学

研究代表者

宇野 淳  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (00349218)

研究分担者 首藤 惠  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (10206568)
谷川 寧彦  早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (60163622)
広田 真一  早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (40238415)
須齋 正幸  長崎大学, 経済学部, 教授 (40206454)
森保 洋  長崎大学, 経済学部, 助教授 (10304924)
キーワード行動バイアス / 機関投資家行動 / ガバナンス / アンケート調査 / 実験研究 / 仮想市場システム
研究概要

1 ファンド・マネージャーへのアンケート調査の実施
先行調査研究をベースに研究課題に即した機関投資家向けアンケート項目を検討し、アンケートを825発送した。このうち283票を回収し、研究会で結果についての検討作業を行うと同時にデータ・ベースの整理と基本統計分析作業を行った。今回のアンケート調査では、先行研究である:Behavioural Biases of Institutional Investors under Pressures from Customers : Japan and Germany vs the USの報告で得られたコメントをアンケート調査や分析手法に反映させた。その後、2月の研究会で、基礎データの一次基礎統計を発表し、一次データを用いた機関投資家行動の試論的分析を報告した。
2 海外調査
OECDにて機関投資家行動とガバナンスに関する先進諸国の最近の動向に関する調査(聞き取り調査・資料収集)を行った。海外調査の結果は、12月の研究会において報告した。
3 実験による投資家行動の分析
「情報と株価」という視点から投資家行動の実験研究を行った。今回の実験では、取引参加者である投資家が受け取る情報に時間差がある場合の行動や情報の非対称性が大きい場合の行動変化にスポットライトを当てて行い、興味深い結果が得られた。仮想市場システムに蓄積される取引データを、詳細な行動分析で利用できるようにデータ加工プログラムを作成した。
4 個人投資家の市場行動バイアス
昨年来、個人投資家の市場行動に注目が集まっていることから、今後、個人投資家の行動バイアスに関する研究を実施するため、実務家からのヒアリングを開始した。アンケート・チームの問題意識とすり合わせながら、来年度に向けて本格的な実験を行う準備を進めている。

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi