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2006 年度 実績報告書

わが国証券市場の機能と投資家の行動バイアス:アンケート調査と実験の融合による研究

研究課題

研究課題/領域番号 17330075
研究機関早稲田大学

研究代表者

宇野 淳  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (00349218)

研究分担者 首藤 惠  早稲田大学, 商学学術院, 教授 (10206568)
谷川 寧彦  早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (60163622)
広田 真一  早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (40238415)
須齋 正幸  長崎大学, 経済学部, 教授 (40206454)
森保 洋  長崎大学, 経済学部, 助教授 (10304924)
キーワード行動バイアス / 機関投資家行動 / ガバナンス / アンケート調査 / 実験研究 / 仮想市場システム
研究概要

1 ファンド・マネージャーへのアンケート調査
2006年4月3日の研究会において調査結果概要をとりまとめ、アンケート協カ各社に報告した。首藤は、2007年1月末に「ファンド・マネージャーの行動バイアスとインセンティブ構造」の第一稿をまとめ、日本ファイナンス学会(6月16日)に報告を申請し採用された。須齋・森保は、「ファンド・マネージャーの合理陸が気質効果に与える影響」(仮題)の分析を進めている。俊野は、情報の選別的認識に関する[Another Evidence of Home-country Bias」(仮題)の分析を進めている。
2 仮想市場実験による投資家行動分析
宇野・谷川・広田は、2006年9月、2007年2月に合計3回の仮想市場における投資家行動実験を行った。9月はM&Aイベント時の投資家行動、2月はTOBイベントにおける投資家行動をテーマに、大規模な資産運用を行うファンド・マネージャーが予想外のイベント発生時における情報と行動決定の関係について調査した。
3 年金基金と機関投資家行動の実態調査と実証分析
7月から10月の間に、資産運用会社(投資顧問会社および信託銀行年金運用部)と顧客(企業年金)の双方から機関投資家の行動バイアスに関連する組織的問題と顧客との関係に関する専門的知識の聴取を目的とする研究会を3回開催した。また、機関投資家の間で急速に普及しているアルゴリズム取引の実態について、聞き取り調査を5回開催した。
宇野は年金基金が定める運用パフォーマンスの評価基準と運用委託先のファンド・マネージャーの行動変化についてマイクロストクチャーの視点から実証分析を進め、ワーキングペーパーとして公開研究会等で報告した。また運用ベンチマークの採用銘柄変更ルールが投資家の市場行動に与える影響を論文としてまとめ、本年6月の日本ファイナンス学会で報告する。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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