研究課題/領域番号 |
17330077
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
橘川 武郎 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (20161507)
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研究分担者 |
平本 厚 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90125641)
平沢 照雄 筑波大学, 大学院・社会科学研究科, 助教授 (70218775)
中村 尚史 東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (60262086)
橋野 知子 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (30305411)
松村 敏弘 東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (70263324)
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キーワード | 経済史 / 経済政策 / 経営学 / 経済事情 / 日本史 / 規制 / 経営史 / 企業 |
研究概要 |
1.「平成17年度の研究実施計画」にもとづく研究活動 (1)研究の目的・実施方法に関する認識を、より具体的なレベルで共有するため、予備研究会を含めて、10回の研究会を開催した。開催年月日・報告者(外部からの招聘者を含む)・報告テーマは、以下のとおりである。 平成17年3月18日 橘川武郎 『日本電力業発展のダイナミズム』と今後の原子力政策 5月27日 小堀聡 日本における「エネルギー節約」の取り組み 6月24日 中村尚史 戦前期日本鉄道業における安全規制 7月22日 大島久幸 両大戦間期における水上小運送と規制 9月30日 齊藤直 損害保険業における規制と営業政策-火災保険と自動車保険- 10月28日 中林真幸 Coordination failure avoided : the role of the treaty in Japan s integration into the international economy in the late 19th century 11月24日 平本厚 エレクトロニクス形成における政府と市場-無線通信とラジオ- 12月22日 平沢照雄 1930年代の中小工業統制をめぐる業界団体と労働組合-電球硝子工業の事例- 平成18年1月27日 長谷川信 火力発電設備の購買をめぐる企業・政府間関係-高度成長期を中心に- 2月17日 橋野知子 明治期工業教育の制度化過程における政府と民間-織物産地の化学染料導入をめぐって- (2)国内だけでなく、アメリカ・スタンフォード大学やフランス・リヨン絹博物館でも、資料収集を行った。 2.新たに得られた「研究の目的」にかかわる知見 企業と政府との最適な関係のあり方は、歴史的文脈によって変化することがある。一方で、政府・企業間関係にかかわる多くの事象は、ゲームの理論や産業組織論を適用することによって、説明が可能である。
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