研究課題
(1)システム開発2006年度は、Java言語による貿易統計情報可視化システムの追加開発を行なった。具体的には、以下の3点についてのシステム開発を中心に実施した。a)貿易総額など貿易統計の情報を文字列として画面上に表示し、年度に沿って変化する時系列アニメーション表示機能の実現b)CSVによって作成されたデータベースを可視化システムにより読み込み可能なデータフオーマットに自動変換するファイル変換モジュールの開発c)統計データフォーマットの読み込み機能の開発(2)貿易統計フォーマットの検討インターネットを含む様々なシステムにおいて貿易統計データを扱うことの可能なデータフォーマットについてXMLベースで検討し、このデータフォーマットをTSL(Trade Statistic Language)として定義した。同時に、収集・入力済の貿易統計データを利用して、可視化システムへのデータ変換の方法および仕様についても検討した。(3)貿易統計データの収集とデータベースの作成2005年度に引き続き、主要国の貿易統計データの収集とデータベース化の作業を行なった。国連統計やIMF統計にもとづき第二次世界大戦後の主要国間の輸出入統計のデータベースを作成するとともに、戦前期についての主要国の貿易統計データを収集し、入力する作業を行なった。戦前期における主要国の貿易統計については、英国ロンドン大学図書館、米国議会図書館、米国国立公文書館において英米関係を中心に統計データの資料調査と収集を行なった。
すべて 2006
すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)
Proceedings of 6th International Symposium on Smart Graphics 2006, Springer LNCS, Vancouver, Canada, July. 2006
ページ: 126-137
杉山伸也編『[帝国」の経済学』岩波書店
ページ: 125-172