研究課題/領域番号 |
17330079
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
齋藤 憲 専修大学, 経営学部, 教授 (10195985)
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研究分担者 |
池上 和夫 神奈川大学, 経済学部, 教授 (90102219)
石井 寛治 東京経済大学, 経営学部, 教授 (20012122)
伊藤 正直 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70107499)
植田 欣次 創価大学, 経営学部, 教授 (40232748)
粕谷 誠 東京大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40211841)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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キーワード | 金融論 / 経営学 / 経済史 / 思想史 / 思想史 |
研究概要 |
1.「金融ビジネス・モデルの変遷」は、全国地方銀行協会が後援する「地方金融史研究会」が母体となって作られたプロジェクトである。同研究会は共同研究の成果として『地方金融史論』(昭和49年)、『両大戦間における金融構造』(昭和55年)、『地方財閥の展開と銀行』(平成元年》、『戦後地方金融史I、II』(平成6年)、『金融危機と地方銀行』(平成13年)などを過去に発表してきた。今回の共同研究には、金融史分析に初めて経営学の「ビジネス・モデル」という概念を導入した。既に日本の各銀行は、「金融ビッグバン」後の対応としてビジネス・モデルの作成を当局に求められており、その意味でも当を得たプロジェクトであると考える。 2.地方金融史研究会は昭和43年以来機関誌「地方金融史研究」(年1回発行)を公刊しており、平成20年度5月をもって第39号まで刊行されている。当該研究との関連では、第37号(平成18年)には論文1本、研究ノート1本、第38号(平成19年)には論文1本、39号(平成20年)には論文5本が発表されている。そのうち次頁には代表例を掲げる。 3.地方金融史研究会では月例研究会も開催しており、当該研究に関連した報告は、平成19年度だけでも杉山和雄(研究協力者)「大都市地方銀行の金融政策-東京相和銀行と長田庄一-」(4月)、小川功「大正期破綻銀行のリスク選好と『虚業家』」(8月)、黒羽雅子「新プロジェクト『金融ビジネス・モデルの変遷』研究に関する海外調査報告」(10月)、邉英治「第八十五銀行の金融ビジネス・モデル-1900〜1935年-」(11月)と、4本を数えることができる。また毎年8月の終わりに全国地方銀行協会地方銀国研修所で夏合宿を開催し、プロジェクト参加者の研究経過報告の発表や進捗状況について各員から報告を受け、進展を図った。 4.過去のプロジェクト同様今回も研究成果を著作にまとめる準備を行っている。
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