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2005 年度 実績報告書

グローバル企業におけるコンセプト創造メカニズムの解明と場のデザイン

研究課題

研究課題/領域番号 17330085
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

遠山 亮子  北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助教授 (00303347)

研究分担者 野中 郁次郎  一橋大学, 国際企業戦略研究科, 教授 (30065437)
犬塚 篤  北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助手 (30377436)
キーワード経営学 / 知識創造 / 場 / イノベーション / 国際研究開発
研究概要

本研究は、研究開発活動を企業が異なる知を総合していく知識創造プロセスと捉え、日系企業におけるグローバルな研究開発活動において、各国に分散する企業内の研究所及び競争業者・供給業者・顧客・大学など様々な外部組織と連携しながら新しい製品・サービスコンセプトを創造していくプロセスと、そこでどのような知識創造の場がデザインされているかについて研究するものである。今年度はまず、野中と遠山により、個人の想いが客観化されコンセプトとなり、組織で共有されて具体的な形となる知識創造プロセスと、それを促進するための場とリーダーシップに関する理論的枠組みを確立するための研究が進められ、その成果はIndustrial and Corporate Change誌と一橋ビジネスレビュー誌に論文として掲載された。なお、同様に理論的枠組みに関する雑誌論文が現在審査中である。さらに、自動車会社など数社において実際にコンセプト創造プロセスを中核研究者および研究マネジャーへの聞き取り調査及び参与観察により調査し、その調査結果と理論的枠組みを含む本が現在出版準備中である(2006年5月出版予定)。
また犬塚は、個人の認知構造モデルの研究を組織の認知構造モデルに適用し、研究開発活動においてこれまでとは異なるコンセプトを組織がいかに認知していくかのプロセスについて研究し、学会発表(産業・組織心理学会第21回大会)を行った。なお、現在同テーマでの雑誌論文が二本審査中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] The theory of the knowledge-creating firm : subjectivity, objectivity and synthesis.2005

    • 著者名/発表者名
      Nonaka, Ikujiro, Ryoko Toyama
    • 雑誌名

      Industrial and Corporate Change 14

      ページ: 419-436

  • [雑誌論文] フロネシスとしての戦略2005

    • 著者名/発表者名
      野中郁次郎, 遠山亮子
    • 雑誌名

      一橋ビジネスレビュー 53・3

      ページ: 88-103

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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