研究課題/領域番号 |
17330092
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
太田 正孝 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (00123068)
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研究分担者 |
川邉 信雄 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (50153002)
蛭田 啓 早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (70319010)
市田 敏啓 早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (80398932)
桑名 義晴 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (60123121)
藤井 健 白鴎大学, 経営学部, 教授 (10238529)
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キーワード | アジア新興市場 / 知識移転 / サービスビジネス / シンガポール企業 / 組織学習 / メタナショナル戦略 / 制度化理論 / グローバル知識経済 |
研究概要 |
<海外現地調査の進捗>初年度の計画に基づいて、各メンバーは担当テーマに関する海外現地調査を積極的に展開した。シンガポールでの調査(平成18年2月、3月、8月)では、同国のサービス産業に関する政策と戦略について貴重な情報を入手できた。こうした調査の成果として、太田と桑名は平成19年2月に、世界第2位の陸上輸送サービス多国籍企業であるComfortDelgro社(シンガポール本社)のイギリスでのオペレーションに関する現地調査に進んだ。同社はサービスビジネスにおけるアジア新興多国籍企業の成功モデルであり、引き続き研究し続ける。 <国際シンポジウムの開催>本研究課題の精度を高め、また研究成果を国際的に共有するシンポジウムを早稲田大学において2006年12月19日から21日の3日間、Asia Academy of Management(AAOM)と共同開催した。200人を超えるアジア各国からの研究者に加え、海外研究協力者であるProf. Westney(MIT)をはじめ数十人の欧米研究者も集結して白熱した議論が展開されたすべてのパネルが大盛況であったことからも、21世紀型グローバル競争の本質をホリスティックに検証する本シンポジウムの意義は十二分に達成されたと考えている。 <研究成果の出版準備>18年度終盤から上記2つの成果と平行する形で、19年度に本研究課題の成果を出版するための編集計画に着手した。『国際ビジネス概論』(江夏・太田他編著)、『サービス産業の国際ビジネス 』(江夏・藤沢他編著)『国際ビジネスのニューフロンティア』(江夏・桑名他編著)などの書籍を中央経済社から近々出版予定であり、本研究課題の主要メンバーが編者あるいは著者としてその執筆に当たっている。
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