環境コミュニケーションの長期効果に関する研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 17330098
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 商学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 西尾 チヅル 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (80241769)
• 研究分担者: 竹内 淑恵 法政大学, 経営学部, 教授 (40366828)
• 研究期間 (年度): 2005 – 2008
• キーワード: 環境コミュニケーション / 消費者行動 / エコロジー行動 / エコプロダクト / ライフスタイル / 環境政策

研究概要

本研究の目的は、消費者のライフスタイルを環境保全型へと変換させるために必要なコミュニケーションの方法を具体的に提示することである。まず、消費者の生活行動の背後にある価値とエコロジー意識や行動との関係の解明を行った。次に、得られた知見に基づいて、エコロジー意識や行動を育成・促進するための環境コミュニケーションを設計し、その短期効果および累積効果を分析した。以上の成果に基づいて、環境保全型ライフスタイルの促進と定着のための環境コミュニケーション戦略の提案を行った。

研究成果

• [雑誌論文] マーケティング・コミュニケーション手段としての環境ラベル (2009)
  • 著者名/発表者名: 西尾チヅル
  • 雑誌名: 日本LCA学会誌 Vol.5, No.2 ページ: 186-194
• [雑誌論文] 広告表示等に対する消費者行動の分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 竹内淑恵
  • 雑誌名: 公正取引 : 競争の法と政策 No.701 ページ: 12-17
• [雑誌論文] 携帯電話広告の表示に対する消費者反応の分析 (2009)
  • 著者名/発表者名: 竹内淑恵
  • 雑誌名: イノベーション・マネジメント No.6 ページ: 41-69
• [雑誌論文] 省エネ行動における情報提供型の環境コミュニケーションとその効果 (2008)
  • 著者名/発表者名: 八木田克英・西尾チヅル
  • 雑誌名: 環境情報科学 Vol.37, No.4 ページ: 48-59
  • 査読あり
• [雑誌論文] 新製品のパッケージにおける情報処理 : 販売好調製品と不調製品の比較による差異の解明 (2008)
  • 著者名/発表者名: 大風かおる・竹内淑恵
  • 雑誌名: 消費者行動研究 Vol14, No.1/2 ページ: 23-42
  • 査読あり
• [雑誌論文] 有機野菜に対する消費者の価値構造 : 定量分析と定性分析の適用 (2007)
  • 著者名/発表者名: 竹内淑恵・西尾チヅル
  • 雑誌名: イノベーション・マネジメント No.4 ページ: 61-77
• [雑誌論文] 消費者のエコロジー行動とコミュニケーションの方向性 (2006)
  • 著者名/発表者名: 西尾チヅル・竹内淑恵
  • 雑誌名: 日経広告研究所報 Vol.230 ページ: 18-24
• [雑誌論文] 消費者のゴミ減量行動の規定要因 (2005)
  • 著者名/発表者名: 西尾チヅル
  • 雑誌名: 消費者行動研究 Vol.11, No.1・2 ページ: 1-18
  • 査読あり
• [雑誌論文] 広告認知と店頭配荷による販売への影響 (2005)
  • 著者名/発表者名: 竹内淑恵
  • 雑誌名: 消費者行動研究 Vol.11, No.1・2 ページ: 19-33
  • 査読あり
• [雑誌論文] Toshie Takeuchi"Factors of Household Recycling and Waste Reduction Behavior" (2005)
  • 著者名/発表者名: Chizuru Nishio
  • 雑誌名: Asia-Pacific Advances in Consumer Research Vol.VI ページ: 46-51
  • 査読あり
• [学会発表] 広告への誤認による広告効果に対する差異 (2008)
  • 著者名/発表者名: 竹内淑恵
  • 学会等名: 日本マーケティング・サイエンス学会第83回研究大会
  • 発表場所: 大阪府立大学
  • 年月日: 2008-06-22
• [学会発表] Environmental Communication Aimed at Household Energy Conservation (2008)
  • 著者名/発表者名: Chizuru Nishio
  • 学会等名: Proceeding of TIGS Symposium 2008 : Adaptation Strategies for Climate Change
  • 発表場所: Hawaii Convention Center(pp.56-57)
  • 年月日: 2008-02-26
• [学会発表] 潜在曲線モデルによる環境コミュニケーションの効果分析 (2007)
  • 著者名/発表者名: 八木田克英・西尾チヅル
  • 学会等名: 日本マーケティング・サイエンス学会第81回研究大会
  • 発表場所: 関西学院大学
  • 年月日: 20076017
• [学会発表] 省エネ行動における環境コミュニケーションとその効果 (2007)
  • 著者名/発表者名: 八木田克英・西尾チヅル
  • 学会等名: 日本エネルギー学会第16回大会講演要旨集
  • 発表場所: 九州大学箱崎キャンパス(304-305)
  • 年月日: 2007-08-03
• [学会発表] ごみ減量行動に対する環境コミュニケーションの長期効果 (2007)
  • 著者名/発表者名: 西尾チヅル・八木田克英
  • 学会等名: 日本商業学会第57回全国大会
  • 発表場所: 甲南大学
  • 年月日: 2007-05-27
• [学会発表] The Cumulative effects of experiences to an Environmentally Friendly Product using the Latent Growth Model (2006)
  • 著者名/発表者名: Chizuru Nishio & Yoshie Yagita
  • 学会等名: Proceedings of Tsukuba-Tohoku Joint Workshop on New Directions of Research in Marketing
  • 発表場所: 筑波大学(pp.239-254)
  • 年月日: 2006-12-11
• [学会発表] The effects of Environmental Communication on Individual Waste Reduction Behavior (2006)
  • 著者名/発表者名: Yoshie Yagita & Chizuru Nishio
  • 学会等名: Proceedings of Tsukuba-Tohoku Joint Workshop on New Directions of Research in Marketing
  • 発表場所: 筑波大学(pp.280-281)
  • 年月日: 2006-12-11
• [学会発表] リデュース行動における環境コミュニケーションとその効果 (2006)
  • 著者名/発表者名: 八木田克英・西尾チヅル
  • 学会等名: 日本マーケティング・サイエンス学会第79回研究大会
  • 発表場所: 摂南大学
  • 年月日: 2006-06-25
• [学会発表] 有機野菜に対する価値構造の分析 (2005)
  • 著者名/発表者名: 西尾チヅル・竹内淑恵
  • 学会等名: 日本マーケティング・サイエンス学会第78回研究大会
  • 発表場所: 法政大学
  • 年月日: 2005-12-11
• [図書] 『マーケティング・経営戦略の数理』(シリーズ(ビジネスの数理)7)(猿渡康文編著) (2009)
  • 著者名/発表者名: 西尾チヅル・桑嶋健一
  • 総ページ数: 216
  • 出版者: 朝倉書店
• [図書] 有機野菜選択の背後にある理由 : 価値構造の分析(小川孔輔・酒井理編)(『有機農作物の流通とマーケティング』第IV部第2章) (2007)
  • 著者名/発表者名: 西尾チヅル・竹内淑恵
  • 総ページ数: 244-257
  • 出版者: 農山漁村文化協会
• [図書] マーケティングの基礎と潮流 (2007)
  • 著者名/発表者名: 西尾チヅル編著
  • 総ページ数: 245
  • 出版者: 八千代出版