研究分担者 |
古賀 智敏 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (70153509)
岸田 政雄 早稲田大学, ファイナンス研究科, 教授 (10030644)
鈴木 一水 神戸大学, 経営学研究科, 助教授 (90235937)
古澄 英男 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (10261273)
與三野 禎倫 神戸大学, 経営学研究科, 助教授 (80346410)
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研究概要 |
平成17年度は,まず「知的資産情報を利用した資金調達スキームの確立」プロジェクトにおいて,第1にわが国金融機関を対象としてインタビュー調査・アンケート調査を実施した.ここでは,知的資産情報が融資意思決定にいかなる影響を及ぼすかを分析した.この研究成果は,現在,古賀・榊原・與三野編『知的資産と新財務戦略(仮題)』中央経済社の1章として執筆中である.第2に,わが国の証券アナリストを対象としてインタビュー調査・アンケート調査を実施した.ここでは,証券アナリストが知的資産情報をどのように認知しているか,またディスクロージャーの拡充化によって知的資産情報が追加開示されたときにその利用度はどのように変化するかを分析した.この研究成果は,1^<st> EIASM Work Shop on Visualising, Measuring, and Managing Intangibles and Intellectual Capitalにおいて発表している(Japanese Analysts' Perception of the Needs for Non-financial Information). つぎに「知的資産の会計的評価・開示モデルの構築」プロジェクトにおいては,とくに研究開発投資に焦点を当てて,研究開発投資を証券市場がどのように評価しているか,また研究開発投資が何期間のラグをもって将来の営業利益に貢献しているかを検証し,研究開発投資の資産化に向けた科学的証拠を蓄積した.この研究成果は,25^<th> European Accounting Associationで発表するとともに,その概要が雑誌『会計』に掲載される(Value relevance of R&D capital information : Evidence from Tokyo Stock Exchange).
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