研究課題/領域番号 |
17330108
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松村 和則 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70149904)
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研究分担者 |
土屋 俊幸 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 准教授 (50271846)
呉羽 正昭 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 講師 (50263918)
齋藤 雪彦 千葉大学, 園芸学部, 准教授 (80334481)
佐藤 利明 岩手県立大学, 総合政策学部, 教授 (10215816)
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キーワード | 持続的ツーリズム / スリーピングベア国立公園 / 漁村 / 生活論 / 資源管理論 |
研究概要 |
各自のフィールドを中心としてモノグラフの完成をめざした。呉羽はヨーロッパの事例に関する調査研究をまとめることに専心し、齋藤は兵庫のフィールドを、土屋は岩手、松村・佐藤は会津の事例研究を実施した。磐梯山のフィールドワークは、広範な地点にわたるため筑波大学の大学院生を同道し、現地調査の助力を依頼した。こうした現地調査の傍らで、取り纏めへのディスカッションも東京にて行った。 さらに、8月初旬に集中して理論的な検討を行い、持続的ツーリズム論に関しての北米での研究動向に関するディスカッションを山本大策氏(セントラルミシガン大学地理学科準教授)を招いて実施し、北米の事例として和田由美子氏(ミシガン大学地理学科客員研究員)にスリーピングベア国立公園を採り上げて講演をお願いし、全員で議論を深めた。社会学視点(生活論的視点)と地理学、林業経済学(資源管理論視点)など、研究領域の異なりがあってその間隙を埋める議論が必要であり、理論的な溝のみならず、事例の豊富化など新たな課題が出てきてしまった。それ故、研究協力者として上記の2名に加え、村田周祐氏(筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程)を参加させて、漁村における持続的ツーリズムの可能性を追求する課題を追加した。それ故、当初の調査研究より北米、中国地方漁村のモノグラフが本プロジェクトに追加され、全体としての研究に厚み持たせることが可能となった。
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