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2006 年度 実績報告書

被害当事者・家族のライフヒストリーの社会学的研究-薬害HIV感染被害問題を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 17330109
研究機関筑波大学

研究代表者

好井 裕明  筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (60191540)

研究分担者 栗岡 幹英  奈良女子大学, 文学部, 教授 (20145155)
山田 富秋  松山大学, 人文学部, 教授 (30166722)
蘭 由岐子  神戸市看護大学, 看護学部, 助教授 (50268827)
横田 恵子  神戸女学院大学, 文学部, 助教授 (50316022)
種田 博之  産業医科大学, 医学部, 講師 (80330976)
キーワード社会学 / 薬害 / ライフストーリー / 社会福祉学
研究概要

2006年度は、6月17、18日に薬害HIV感染被害当事者二名、母親、当時問題を経験した血友病治療医師の聞き取りを実施した。また11月10日から12日に血液製剤製造の実際を知るために日赤血液分画センターを見学し、新たな被害当事者二名に聞き取りを実施した。東京においては、当時血友病治療の拠点であった病院をフィールドとし問題発生当時から現在にいたる血友病治療、HIV治療の実際を聞き取るために、看護士、臨床心理士などコメディカルスタッフの聞き取りおよび被害当事者三名の聞き取りを実施した。また広島では、11月26日に被害当事者の聞き取り(通算で3回目)を実施、新たな被害当事者の聞き取りも実施した。仙台においては、被害当事者の聞き取りを連続して実施し、8月に4回目で一応終了した。また新たな当事者や医師とのさらなる聞き取りを調整中である。静岡では、血友病治療医師の調査を続行し、6月に五回目の聞き取り、2007年3月に六回目の聞き取りを実施した。また8月には東京において、医師の聞き取りを実施し、エイズ研究財団を訪問し資料検索、収集を行った。関西では、被害当事者一名の聞き取りを実施し、8月研究合宿においても、その人に来ていただき、当時の上京や現在の問題などを話していただいた。
こうした聞き取り調査と平行し、社会調査の倫理と効用、HIV治療状況の見学、薬害HIV問題の主要裁判である安部英裁判の判決文の詳細なる解読などの研究会を実施。そして2006年8月と2007年3月には、調査全体の進行調整および聞き取りデータの解読、科研調査結果報告書に向けての内容の検討のために合宿を実施した。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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