研究課題/領域番号 |
17330112
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
花田 達朗 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (40218516)
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研究分担者 |
林 香里 東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (40292784)
大石 泰彦 東洋大学, 社会学部, 教授 (20203705)
別府 三奈子 日本大学, 法学部, 助教授 (20353203)
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キーワード | ジャーナリズム / ジャーナリスト / ジャーナリスト教育 / メディア / フリーランス / 公共圏 / プロフェッション / オールタナティヴ |
研究概要 |
本年度の研究実績は以下の通りである。 (1)第一線で活躍しているフリーランス・ジャーナリストを一同に集め、彼/彼女らの仕事をテーマ化し、その社会的役割と意義を広く考えていくという目的で、2005年12月10日に東京大学農学部弥生講堂にて「見よう!聞こう!語ろう!フリーランス・フェスティバル」を東京大学情報学環、アジアプレス・インターナショナル、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会、DAYS JAPANの共催で開催した。これにより独立系ジャーナリストの存在と役割を社会に明示するとともに、当事者たちのフォーラムを設定することができた。この成果を記録して、DVDを制作し、資料として残した。 (2)週刊誌ジャーナリズムの生産構造を明らかにし、そこで仕事をする人々の意識を探るため、主として週刊誌ジャーナリストからのヒアリング調査を継続して行った。この成果はいずれまとめる。 (3)米国のリカレント教育機関の仕組みと教育方法の実態を調査するため、フロリダ州にあるポインター・インスティテュートが実施する1週間のセミナーに申し込み、フル参加して、受講生として参与観察を行った。その報告を雑誌に発表した。 (4)米国のスクール・オブ・ジャーナリズムの実際を把握するため、ニューヨーク州立大学で1週間の調査を実施した。その際、学生の動機など調べるため、アンケート調査を行った。これはいずれ報告をまとめる。 (5)米国のコロンビア大学のスクール・オブ・ジャーナリズムの財務構造やブランド戦略を調査するため訪問した。 (6)国内外のジャーナリスト教育をめぐる動向をウォッチし、必要なコンタクトを構築し、継続して調査した。 (7)早稲田大学の授業を使って、ジャーナリスト教育の試行実験を行い、経験を積み、教育モデルの開発に役立てた。
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