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2007 年度 実績報告書

社会意識研究法としての言説データベースの構築とその利用-宗教言説を事例として-

研究課題

研究課題/領域番号 17330115
研究機関大阪大学

研究代表者

川端 亮  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00214677)

研究分担者 渡辺 光一  関東学院大学, 経済学部, 教授 (30329205)
黒崎 浩行  國學院大學, 神道文化学部, 准教授 (70296789)
キーワード社会学 / 宗教学 / 社会調査法 / データベース / コミュニケーション・ギャップ / テキストマイニング / 社会意識 / 宗教意識
研究概要

本年度も昨年度に引き続き、言説データベースへのデータの追加、整備を行いつつ、言説の計量分析、言説の分類をおこなった他、新たな対話実験を行い、データを収集した。
宗教言説データベースについては、本年度は研究補助者に謝金を払い、宗教現象やその周辺領域の体験談のデータをネット上からおよそ1000ケースを検索、収集した。これらのデータについては、家族、人間関係、病気、事故などの分類項目をつけたデータベースを作成した。
言説分類の研究では、平成18年度に行った宗教団体等の宗教的webサイトのURL情報から、当該webサイトのコンテンツをダウンロードして、編集したデータの分析をおこなった。その結果、さらに深い階層のデータを分析するべきであることがわかり、3階層の深さのデータを無作為抽出した470サイトに対してデータ収集し、100メガバイトのデータを対象として分析を行った。その結果、伝統仏教系のサイトと新宗教のサイトでは、ヒット数やページランクが対照的であることがわかった。
言説の計量分析法の研究では、2つのテーマを設定し、10人のグループを12個つくり、そのグループ内で、ネット上で対話をする実験と質問紙調査を行い、データを収集した。15万字程度の文字データと約80項目の選択肢による回答データが集まり、分析を行っている。
また、これまでの研究成果は、Journal of Computer-Mediated Communication誌のvol.12(3)にCharles Essとの共同編集の特集、Cross-Cultural Perspectives on Religion and Computer-Mediated Communicationのなかで、3本の投稿論文として、掲載された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] Internet Use among Religious Followers2007

    • 著者名/発表者名
      Kenshin Fukamizu
    • 雑誌名

      Journal of Computer-Mediated Communication 12(3)

      ページ: 977-998

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Online-Religion in Japan2007

    • 著者名/発表者名
      A. Kawabata and T. Tamura
    • 雑誌名

      Journal of Computer-Mediated Communication 12(3)

      ページ: 999-1019

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Conflict and Intolerance in a Web Community2007

    • 著者名/発表者名
      Mitsuharu Watanabe
    • 雑誌名

      Journal of Computer-Mediated Communication 12(3)

      ページ: 1020-1042

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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