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2005 年度 実績報告書

沖縄の社会構造と生活世界-二次利用として公開可能なミクロデータの構築をめざして-

研究課題

研究課題/領域番号 17330118
研究機関琉球大学

研究代表者

鈴木 規之  琉球大学, 法文学部, 教授 (60253936)

研究分担者 安藤 由美  琉球大学, 法文学部, 教授 (60232104)
保坂 廣志  琉球大学, 法文学部, 教授 (90209221)
川添 雅由  琉球大学, 法文学部, 教授 (90044859)
高嶺 豊  琉球大学, 法文学部, 教授 (90363655)
野入 直美  琉球大学, 法文学部, 助教授 (90264465)
キーワード沖縄 / 社会構造 / 生活世界 / 二次利用 / 公開可能 / ミクロデータ / 調査 / 意識
研究概要

本研究では、戦後60年を経過した沖縄の社会構造を、これまでの変動過程も視野に入れながら、住民意識調査によって得られた統計的なデータに基づいて明らかにすることを目的とする。本土復帰後、沖縄社会はあらゆる面できわめてドラスティックな変動を遂げてきたが、かならずしも社会学的調査のデータとして蓄積されてきたとは言えない。本研究では、大きく3つの視点からのアプローチによって、沖縄の社会構造をマクロな構造変動として捉えるために、生活世界におけるミクロデータを収集する。第一の視点は、社会学的な視点である。ここでは、戦後60年間に、沖縄県民の生活構造と意識がどのように変容したのかを、家族、国際化・グローバリゼーション、エスニシティー、沖縄のアイデンティティ、そして観光と沖縄イメージを具体的なトピックとして分析する。第二は、社会福祉学的な視点である。ここでは、沖縄の社会構造と生活世界の変動課程を、社会福祉、地域福祉、長寿社会化、そして児童養護問題を中心に分析する。第三は、マスコミ学的な視点である。ここでは、沖縄の社会構造と生活世界の変動課程を、情報化、国際コミュニケーション、世論、平和意識という要素から分析する。以上のデータは、二次利用として公開可能なミクロデータとして構築することをめざすものである。
本年度は初年度であるため、調査の企画、予備調査を行った。調査の企画の際には前掲の3つの視点からのアプローチについて更に議論を深め、調査の項目を作成した。過去との比較、JGSSとの関連についても議論した。そして来年度の本調査に向けた予備調査を実施した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 沖縄のディアスポラの状況-ホスト社会との関連性をめぐって-2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木規之
    • 雑誌名

      移民研究 創刊号

      ページ: 31-46

  • [雑誌論文] 「見えない日本人」-在日朝鮮人教育における「日本人生徒」の位相-2005

    • 著者名/発表者名
      野入直美
    • 雑誌名

      異文化間教育 22号

      ページ: 42-56

  • [雑誌論文] フェンスの中のアメラジアン-沖縄の米軍基地内で学び、働く青年のケース・スタディ2005

    • 著者名/発表者名
      野入直美
    • 雑誌名

      沖縄法政研究所 8号

      ページ: 39-58

  • [雑誌論文] 家族社会学からみた現代とは2005

    • 著者名/発表者名
      安藤由美
    • 雑誌名

      精神科 7(2)

      ページ: 140-144

  • [図書] 戦後60年沖縄社会の構造変動と生活世界2005

    • 著者名/発表者名
      鈴木規之編
    • 総ページ数
      171
    • 出版者
      琉球大学法文学部人間科学科社会学専攻

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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