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2006 年度 実績報告書

ネットワークに対応した「適応型言語能力診断検査」の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 17330141
研究機関大阪教育大学

研究代表者

高橋 登  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00188038)

研究分担者 大井 学  金沢大学, 教育学部, 教授 (70116911)
大伴 潔  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30213789)
中村 知靖  九州大学, 大学院人間環境学研究院, 助教授 (30251614)
キーワード言語能力検査 / 適応型検査 / 語彙能力 / 漢字 / 語用能力
研究概要

本年度は以下のことを実施した。(1)ATLAN語彙検査の信頼性確認 (1)小学校3〜6年生300名に対し,ATLAN語彙検査と読書習慣に対する質問紙を実施した。重回帰分析の結果,語彙能力は学年および読書時間で説明されることが明らかになった(それぞれの標準偏回帰係数は.60(p<.01),.16(p<.01),決定係数は.41(p<.0l)であった)。(2)小学校4年生25名に対しATLAN語彙検査と読解力検査(天野・黒須,1992)を実施したところ,.80以上の非常に高い相関が得られた。(3)上記(1)の小学生に対して読解力検査も実施したが,これについては現在集計中である。(2)ATLAN漢字検査の改訂 第1期に作成した漢字検査は適合度の問題から充分な問題数が得られなかった。そこで,昨年度は新たな問題を作成,実施した。この結果に基づき,第1期の結果と合わせた等化作業を行った。さらに,そこで得られたパラメータを用いた上でパソコン上での動作確認・調整を行った。語彙検査に比べ,漢字課題の識別力は問題によるばらつきが大きく,この結果は漢字の学習状況を反映していると考えられるが,適応型検査として考えた場合には検査結果の精度に影響する可能性がある。そこで,パソコンに実装する場合は極端に高い,あるいは低い識別力の問題は問題プールから省くことにより,安定して動作するようになった。(3)Web版ATLANの改訂 昨年度作成したWeb版ATLANについて,本年度は(1)使用感を高めるために画面デザインの変更,(2)実用的な使用を目指して,外部レンタルサーバー上に移動させ動作確認を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 読み書き能力の文化的発達の理論に向けて2006

    • 著者名/発表者名
      高橋 登
    • 雑誌名

      心理学評論 49・1

      ページ: 197-210

  • [雑誌論文] 学童期の語彙能力2006

    • 著者名/発表者名
      高橋 登
    • 雑誌名

      コミュニケーション障害学 23・2

      ページ: 118-125

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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