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2007 年度 実績報告書

ネットワークに対応した「適応型言語能力診断検査」の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 17330141
研究機関大阪教育大学

研究代表者

高橋 登  大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00188038)

研究分担者 大井 学  金沢大学, 教育学部, 教授 (70116911)
大伴 潔  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30213789)
中村 知靖  九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (30251614)
小松 孝至  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (60324886)
キーワード言語能力検査 / 適応型検査 / 項目反応理論 / 語彙能力 / 漢字能力
研究概要

本年度は,これまで開発してきた,スタンドアロンのパソコン上およびネットワークを介してWeb上で動作する適応型言語能力検査(ATLAN: Adaptive Tests for Language Abilities)について,動作の確認・再現性の検討,妥当性の検討,および読解力との関係についての検討を行った。項目プール作成時に実施した紙版検査の受検者の解答パターンを利用してシミュレーションを行ったところ,語彙検査に関しては.83〜.98の相関が,漢字検査に関しては.68〜.98の相関が得られ,それぞれ十分な再現性を持っていた。従って,ATLANは能力推定の面で問題がないことが示された。また,信頼性に関しては,幼稚園年中児・年長児を対象として,絵画語い検査(PVT)とATLAN語彙検査の相関を求め,さらに小学校4〜6年生を対象として既存の語彙,漢字課題(天野・黒須,1992)とATLAN語彙検査・漢字検査の相関を求めた。それぞれの課題間には中程度の相関が見られ,検査として妥当性があることが確かめられた。また出題された問題の比較から,紙版の課題に比べ少ない問題数でありながら,受検者ごとに異なる問題,問題パターンが出題され,受検者の解答に応じて出題する問題を変える適応型の検査として機能していることが確かめられた。最後に,年齢と読書量,ATLAN語彙検査(語彙力)から読解能力を予測する共分散構造分析を行なったところ適合度の各指標の値もよく,説明力の高い結果が得られた。これらの結果を基に,実用化に向け必要な課題について検討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ネットワークに対応した適応型言語能力診断検査の開発2007

    • 著者名/発表者名
      中村知靖・高橋登・大伴潔・大井学・小松孝至
    • 学会等名
      日本テスト学会第5回大会
    • 発表場所
      聖路加看護大学
    • 年月日
      2007-08-30
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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