研究分担者 |
町井 輝久 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60091500)
亀野 淳 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 准教授 (50333646)
山岸 みどり 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (20211625)
姉崎 洋一 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80128636)
山本 健慈 和歌山大学, 生涯学習教育センター, 教授 (90112101)
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研究概要 |
国立大学の独立行政法人化以降の大学「公開講座」の動向について,前年度に引き続き,共同研究者の参加大学を中心に資料を収集するとともに,その成果を活かし,大学が取り組む成人教育として「公開講座」を見直し,実践的研究に取組んだ。 第29回全国生涯学習系センター研究協議会(高知大学)で,「生涯学習に参画する大学づくりと生涯学習計画研究部の役割」をテーマに報告(木村純)を行った。また,北海道大学の公開講座の受講者を対象にそのプロフィールと学習ニーズを明らかにする共通調査を昨年度に引き続き実施し,その分析を行い,調査結果の報告書の編集を行った。 北海道大学公開講座「くらしを創る」の全8回のうち2回を通信ソフトを使用して,過疎地域(北海道西興部村)との間で双方向で実施し,簡便な方法で公開講座を遠隔教育に活用する試みを実験的に行った(7月)。職業人の継続教育へのニーズに応える「専門型」公開講座を,昨年度から引き続き,「生涯学習計画セミナー」(8月),「大学職員セミナー」(3月)を実施,制度的研修とは異なる職業人を対象にした公開講座が意義があることを明らかにした。北海道大学において,ツーリズムと大学講座を結びつけた「シニサマーシニアカレッジ」を産官学連携で実験的に実施し,その評価を行うために受講者を対象にした受講後のアンケート調査を実施した(9月)。 3月には,「大学-地域連携による大学教育の新たな展開と課題」をテーマに北海道大学でシンポジウムを行い,「北海道大学における体験型教育とコアカリキュラムの今後の展望」(細川敏幸),「地域-大学連携と地域づくりの生涯学習の実践の現状と課題」(木村純)「生涯学習における地域-大学連携の政策動向」(笹井宏益国立教育政策研究所生涯学習政策研究部総括研究官),「和歌山大学南紀サテライトの地域と連携した社会人大学院教育の取組み」(中筋章夫和歌山大学研究社会連携推進課・課長補佐)等の報告をもとに研究討議を行った。
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