研究課題/領域番号 |
17330161
|
研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
三輪 建二 お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (50212246)
|
研究分担者 |
柳沢 昌一 福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (70191153)
木全 力夫 創価大学, 教育学部, 教授 (30120942)
入江 直子 神奈川大学, 人間科学部, 教授 (00223355)
渋江 かさね 静岡大学, 教育学部, 助教授 (10377707)
|
キーワード | 専門職大学院 / コミュニティ学習支援 / 省察的実践者 / 実践コミュニティ / 教職大学院 / ドナルド・ショーン / プロフェッショナルスクール / 成人学習論 |
研究概要 |
1.専門職におけるリフレクティブ・ターン(省察的転回)と専門職像の転換についての基本理解を深めるため、および、省察的実践者としての専門職の養成と研修をめざす専門職大学院(プロフェッショナルスクール)のあり方を確認するために、基本文献であるD・ショーンのThe Reflective Practitioner(1983)の全訳作業を行った。18年度中には完成しなかったが、19年度中には公表できる。 2.教職大学院が平成19年度から本格的に始動することになっていることから、教職大学院、さらには成人学習支援専門職大学院の構想について検討を行った。成人学習支援者という専門職像が見えにくいことから、社会教育関係職員、地域活動を支援する学校教員、地域の看護師や保健師、NPO・ボランティア団体リーダーなどを、「コミュニティ学習支援者」と総称し、彼らの実践の省察を支える専門職大学院として、コミュニティ学習支援専門職大学院という名称を採用することにした。 3.コミュニティ学習支援専門職大学院を実現させるために、本年度は、(1)コミュニティ学習支援専門職大学院基本構想案をまとめ、(2)教職大学院にならった実践の省察を基本とするカリキュラム案を検討した。さらに、(3)いくつかの大学院において試行的な実験を行うこととし、そのための大学院と担当者(お茶の水女子大学・三輪、福井大学・柳沢など)を選定した。
|