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2008 年度 実績報告書

成人学習支援専門職の能力開発に関する研究-専門職大学院に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 17330161
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

三輪 建二  お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (50212246)

研究分担者 柳沢 昌一  福井大学, 教育地域科学部, 教授 (70191153)
木全 力夫  創価大学, 教育学部, 教授 (30120942)
入江 直子  神奈川大学, 人間科学部, 教授 (00223355)
渋江 かさね  静岡大学, 教育学部, 准教授 (10377707)
キーワードコミュニティ学習支援専門職 / コミュニティ学習支援専門職大学院 / 省察 / 成人学習支援 / プロフェッショナルスクール / 社会人大学院生 / 高度専門職業人 / 能力開発
研究概要

以下の作業と提言を行った。
1. コミュニティ学習支援専門職
社会教育職員をはじめとする行政職員、保健師、看護師、ユースワーカー、学校教員、民間企業能力開発担当者等を、「コミュニティ学習支援専門職」として統一的に把握できるという提唱を行った。
2. 能力開発における実践の省察(ふり返り)
従来の専門職の能力開発は領域ごとに、各領域で必要な専門的知識の向上をめざして実施されている。しかし、成人の豊かな人生経験を学習資源として引き出すこと、自らの実践を省察するという視点を能力開発に位置づけることが、多種多様な支援者を、新しい「専門職」として統合的にとらえることにつながるのではないかという提唱を行った。
3. 学習支援専門職のための専門職大学院構想の提言
現職教員の専門職大学院構想が、文部科学省を中心に展開されているが、本研究では、成人学習支援専門職の増加および大学院レベルの専門性をもつことから、(1)コミュニティ学習支援専門職大学院の必要性を明らかにし、(2)専門的知識の向上以上に、成人理解や成人学習支援、自らの実践の省察という観点が重視される点を解明すること、(3)持続的な力量形成をはかるためのカリキュラム構造、修士論文の位置づけなどを具体的に政策提言を行った。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 社会教育実践研究の現在2009

    • 著者名/発表者名
      柳沢 昌一
    • 雑誌名

      教育学研究 75

      ページ: 405-412

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 教師の力量形成と学校改革 : 成人教育学・省察的実践論の視点から2008

    • 著者名/発表者名
      三輪 建二
    • 雑誌名

      お茶の水女子大学附属中学校紀要 37

      ページ: 25-36

  • [学会発表] コミュニティ学習支援専門職大学院コラボ1年目の報告2009

    • 著者名/発表者名
      三輪 建二
    • 学会等名
      日本社会教育学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2009-01-12
  • [学会発表] D . A . ショーン『省察的実践とは何か』を読む2009

    • 著者名/発表者名
      柳沢 昌一
    • 学会等名
      日本社会教育学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2009-01-12
  • [学会発表] 専門職教育改革の展開 プロジェクト研究の展開と布置2008

    • 著者名/発表者名
      渋江 かさね
    • 学会等名
      日本社会教育学会
    • 発表場所
      和歌山大学
    • 年月日
      2008-09-19
  • [学会発表] 社会教育における専門職大学院の課題 : 大学での取り組みからの提言2008

    • 著者名/発表者名
      木全 力夫
    • 学会等名
      日本社会教育学会
    • 発表場所
      和歌山大学
    • 年月日
      2008-09-19
  • [図書] プロジェクト研究「専門職大学院構想と社会教育の役割」報告書2009

    • 著者名/発表者名
      三輪建二(代表)
    • 総ページ数
      351
    • 出版者
      鳳書房

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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