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2005 年度 実績報告書

価値多元化社会におけるシチズンシップ教育の構築に関する国際的比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 17330177
研究機関筑波大学

研究代表者

嶺井 明子  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (80209840)

研究分担者 岸田 由美  金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 講師 (80334754)
渋谷 恵  常葉学園大学, 教育学部, 助教授 (40312805)
窪田 眞二  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (80170033)
佐藤 眞理子  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40215851)
鈴木 康郎  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助手 (10344847)
キーワード教育学 / 比較教育学 / シチズンシップ教育 / 価値多元化社会 / 国際研究者交流 / 多国籍
研究概要

国際的な相互依存関係が深まり、国境を超えた人々の移動により一国内においても多民族・多文化化が進み、価値多元化社会が出現する状況下で、宗教・民族・地域紛争が激化している。今日議論されている「シチズンシップ」は、価値多元化社会における新たな社会構成原理の模索そのものであり、その中でシチズンシップ教育の担う役割は大きく、国際化が進む日本にとっても緊急の課題である。
本研究は、シチズンシップ概念やシチズンシップ教育構築を巡る各国の理論・思想レベルの議論を整理した上で、実証的調査研究のための分析枠組みを構築し、共通の枠組みに沿って、世界各地のこうした新しい市民的資質の育成に向けた政策的取り組みのマクロな動きを実証的に明らかにし、比較分析をするものである。
本年度は、各国におけるシチズンシップ教育の思想と理論、教育法制度、統計などに関する資料や文献を収集し整理し、同時に海外調査の実施計画を立て予備調査を実施することを目標とした。
1.資料・文献の収集整理
全体研究会で作成した研究課題リストをもとに、シチズンシップ教育の思想と理論に関する関連文献・資料の収集を行い、各国共通の枠組みに沿って基礎的な分析作業を行なった。
2.研究会の開催
7月9・10日と12月18日に全体研究会を開き、研究の進捗状況や今後の進め方について話し合った。11月27日には理論研究班の研究会をひらき、各国共通の分析枠組みについて話し合った。
3.国内調査及び海外調査の実施
イギリス(窪田)、ドイツ(中山)、カナダ(岸田)、ロシア(ゴロバノバ;研究協力者)、カザフスタン(クアニシ;研究協力者)において、シチズンシップ教育に関して、国家の政策や法的な整備状況という大きな枠組みを検証するために、主に公的機関における対応を調査した。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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