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2005 年度 実績報告書

EU加盟国における統合政策と教育改革の政治力学に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 17330178
研究機関名古屋大学

研究代表者

近藤 孝弘  名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 助教授 (40242234)

研究分担者 坂本 昭  福岡大学, 人文学部, 教授 (80037051)
柿内 真紀  鳥取大学, 生涯教育総合センター, 助教授 (70324994)
久野 弘幸  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30325302)
キーワードEU(ヨーロッパ連合) / ソクラテス・プログラム / 教育政策 / 高等教育 / 市民性教育 / 政治教育 / ヨーロッパ
研究概要

本年度は,(1)EUの各教育政策の発展状況を施策当初から再確認,(2)EU加盟国の各教育改革の政策実施過程の分析,(3)加盟各国における個々の政策の実現状況の把握,の3つを研究計画の柱とし,加盟国中,特にフランス・ベルギー現地調査の実施に重点を置き,その他,各研究分担者(研究協力者を含む)による調査等を行った。それらの概要は以下の通りである。
(1)フランス・ベルギー現地調査
フランス国民教育省(EURYDICE担当者等,パリ),アジャンス・ソクラテス・レオナルド(ソクラテスおよびレオナルド担当者等,ボルドー)における,担当者への聞き取り調査および関連資料収集。パリ郊外の総合制高校におけるコメニウス・プログラム実施についての関係教員等への聞き取り調査および関連資料収集。ブリュッセルのEuropean Commissionにおける,ソクラテス(特にコメニウス)およびマルチリンガル関連担当者への聞き取り調査および関連資料の収集。パリ政治学院におけるEUの高等教育政策ゼミナールの聴講による情報収集。
(2)その他
ウィーン大学カール・ハインツ・グルーバー教授によるオーストリアの高等教育改革についての講演会を行なったほか,ドイツの大学についてもヨーロッパ統合がそのカリキュラム改革に与えた影響について調査した。同じくドイツを対象として,その政治教育にヨーロッパ教育として光をあてる可能性を追求した。また,ヨーロッパ教育とヨーロッパ市民性教育のかかわり、および,現在の教育課程と市民性教育についてのとりまとめ報告,さらに,フランスの市民性教育に関する資料収集,ヨーロッパの多言語政策やスウェーデンやイギリスの教員養成政策についてシンポジウム等での情報収集等をおこなった。この他,国内で3回,フランスで1回の研究会を実施した。
以上の研究成果発表として,次頁一覧の既発表分の他,投稿中の論文がある。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 国際歴史教科書対話の可能性-ヨーロッパから東アジアへ-2005

    • 著者名/発表者名
      近藤 孝弘
    • 雑誌名

      高校のひろば 57

      ページ: 34-39

  • [雑誌論文] ヨーロッパ機関(EU・CE)におけるヨーロッパ市民2005

    • 著者名/発表者名
      久野 弘幸
    • 雑誌名

      社会科教育研究(日本社会科教育学会) 95

      ページ: 110-120

  • [図書] 学校・地域・国際社会の展開と課題2006

    • 著者名/発表者名
      福岡教育大学教師教育研究チーム(坂本昭他8名共著)編
    • 総ページ数
      167
    • 出版者
      学術図書出版
  • [図書] ドイツの政治教育2005

    • 著者名/発表者名
      近藤 孝弘
    • 総ページ数
      266
    • 出版者
      岩波書店

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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