研究課題/領域番号 |
17330178
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
近藤 孝弘 名古屋大学, 大学院教育発達科学研究科, 助教授 (40242234)
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研究分担者 |
坂本 昭 福岡大学, 人文学部, 教授 (80037051)
柿内 真紀 鳥取大学, 生涯教育総合センター, 助教授 (70324994)
久野 弘幸 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30325302)
園山 大祐 大分大学, 教育福祉科学部, 助教授 (80315308)
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キーワード | 教育学 / 社会学 / 政治学 |
研究概要 |
平成18年度は、3回の国内研究会と1回の海外調査を行った。 第1回国内研究会(5月27日・福岡大学)においては、海外調査の企画を行うとともに、久留米大学教授児玉昌己先生の講演「EUの現況-欧州憲法の行方-」によって欧州憲法の進展の見通しについて最新の知見を得た。 第2回国内研究会(9、月29日・名古屋大学)においては、海外調査の訪問先に応じた具体的な質問項目について精査するとともに、ドイツの教育の現状ならびに調査訪問先の近年の状況について情報を共有した。 今年度の海外調査は、12月3日から15日の日程でドイツ連邦共和国を対象に行った。調査地域はヘッセン州およびベルリン市であり、それぞれ州文部省、州立教育研究所、コメニウスプロジェクトを実施している中等教育学校を訪問し、ドイツにおけるEU教育政策の実現過程についての知見を得た。 第3回国内研究会(3月7日・名古屋大学)においては、海外調査の概要について報告を行うとともに、岡崎女子短期大学非常勤講師石倉瑞恵先生の講演「チェコの高等教育のヨーロッパ化」によって、旧東欧地域にあるチェコの実情について理解を深めた。 第2年次の研究においては、初年度のフランス・ベルギーにおける調査によって得られた全体のフレームを活用し、EU加盟国のコメニウスプロジェクトの実施過程が明確になるよう比較考察の水準を整えることができた。このことは,第3年次の調査を行う上で有益な成果となる。
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