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2006 年度 実績報告書

大学批判の歴史社会学-知識人的公共圏の成立と変容

研究課題

研究課題/領域番号 17330180
研究機関京都大学

研究代表者

稲垣 恭子  京都大学, 大学院教育学研究科, 教授 (40159934)

研究分担者 竹内 洋  関西大学, 文学部, 教授 (70067677)
佐藤 卓己  京都大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (80211944)
植村 和秀  京都産業大学, 法学部, 教授 (10247778)
福間 良明  香川大学, 経済学部, 助教授 (70380144)
井上 義和  関西国際大学, 人間科学部, 講師 (10324592)
キーワード大学批判 / 歴史社会学 / 知識人 / 教養主義 / 高等教育 / アカデミズム / ジャーナリズム / 女学生
研究概要

1.公開シンポジウムの開催
6月21日京都大学時計台記念館にて「大学批判の古層-『日本主義的教養の時代 』から」と題する公開シンポジウムを京大社会学環と共同開催して、これまでの中間報告と今後の方向性を討議した。(当日のプログラムはhttp://www.kyoto-u.ac.jp/notice/05_event/2006/060621.htm)
2.教育社会史・政治思想史・メディア史の各領域での研究
2月に1回のペースで研究会を開催し、各自の研究報告に基づく共同討議を行った。今年度刊行された成果としては以下のとおり:
【教育社会史】近代以降の女学生文化に関しては、佐藤八寿子『ミッション・スクール』と稲垣恭子『女学校と女学生』(ともに中公新書)、戦後の学生運動・学生文化に関しては、佐藤卓己「全共闘的世論のゆくえ」(『考える人』)、井上義和「学生文化における第一世代問題」(稲垣恭子編『子ども・学校・社会』世界思想社)、竹内洋「東大・京大との分断化を決定づけるこれでいいのだ」文化」(『中央公論』)などがある。
【政治思想史】大学知識人の思想と行動に関して、植村和秀「昭和史と平泉澄--若井敏明『平泉澄』を読む」(『藝林』)などがある。
【メディア史】戦後の「反戦」をめぐるメディア状況に関しては、福間良明『「反戦」のメディア史』(世界思想社)が、また戦後の「皇室」をめぐるメディア状況に関しては、石田あゆう『ミッチー・ブーム 』(文春新書)などがある。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 東大・京大との分断化を決定づける「これでいいのだ」文化2007

    • 著者名/発表者名
      竹内 洋
    • 雑誌名

      中央公論 122 (2)

      ページ: 41-49

  • [雑誌論文] セロンに惑わず、ヨロンにもかかわらず 日本的世論の系譜学第6回 全共闘的世論のゆくえ2006

    • 著者名/発表者名
      佐藤 卓己
    • 雑誌名

      考える人 2006年秋号

      ページ: 112-119

  • [雑誌論文] 昭和史と平泉澄--若井敏明『平泉澄』を読む2006

    • 著者名/発表者名
      植村 和秀
    • 雑誌名

      藝林 55 (2)

      ページ: 96-117

  • [図書] 女学校と女学生2007

    • 著者名/発表者名
      稲垣 恭子
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      中央公論新社
  • [図書] 「反戦」のメディア史2006

    • 著者名/発表者名
      福間 良明
    • 総ページ数
      392
    • 出版者
      世界思想社
  • [図書] ミッション・スクール2006

    • 著者名/発表者名
      佐藤 八寿子
    • 総ページ数
      246
    • 出版者
      中央公論新社
  • [図書] ミッチー・ブーム2006

    • 著者名/発表者名
      石田 あゆう
    • 総ページ数
      286
    • 出版者
      文藝春秋

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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