研究課題/領域番号 |
17330184
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研究機関 | (財)大学基準協会(大学評価・研究部) |
研究代表者 |
前田 早苗 (財)大学基準協会, 大学評価・研究部, 部長 (40360739)
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研究分担者 |
工藤 潤 (財)大学基準協会, 大学評価・研究部・企画調査・研究系, 主幹 (70360740)
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キーワード | 質保証 / 学位 / アクレディテーション / オーディット / 海外学位プログラム / 大学評価 / 国境を越えた質保証 |
研究概要 |
2年計画の初年度である本年度は、本研究の調査対象のうち、主にアメリカ、オーストラリア両国における海外の学位プログラムに関する質保証の調査を行った。 アメリカについては、教育機関別のアクレディテーション機関6機関(Middle States Association of Colleges and Schools (MSA)、North Central Association of Colleges and Schools (NCA-HLC)、New England Association of Schools and Colleges (NEASC)、North Central Association of Colleges and Schools (NCA)、Southern Association of Colleges and Schools (SACS)、Western Association of Schools and Colleges (WASC))に対し、アンケート調査を行い、主に各機関が認定している大学が海外に分校を設置する際にアクレディテーション機関としてどのように質を担保しているのかの調査を行った。さらに上記のうち、NCAおよびWASCに訪問し、海外学位プログラムの質保証の対する方針について、聞き取り調査を行った。 オーストラリアについては、高等教育の質保証制度について邦文文献の調査研究を行った上で、オーストラリアでの現地調査を行った。訪問したのは、高等教育機関の質保証を行っているAustralian Universities Quality Agency (AUQA)、メルボルン大学、モナッシュ、ロイヤルメルボルン工科大学の1評価機関と3大学である。 AUQAでは、海外学位プログラムの質保証の実態を、主にアメリカとの比較において調査した。 各大学においては、海外分校で提供する教育の質をオーストラリア国内の本校のそれと同じレベルを維持するための取組みを中心に調査した。なお、メルボルン大学については、プログラムの海外提供を中止しており、次年度にはその理由についても調査を行うことが、調査全体の有効性にもつながるものと考えている。
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