研究課題/領域番号 |
17330184
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研究機関 | (財)大学基準協会(大学評価・研究部) |
研究代表者 |
前田 早苗 (財)大学基準協会(大学評価, 研究部), 部長 (40360739)
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研究分担者 |
工藤 潤 (財)大学基準協会(大学評価, 研究部)・企画調査・研究系, 主幹 (70360740)
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キーワード | 質保証 / 学位 / アクレディテーション / オーディット / 海外学位プログラム / 大学評価 / 国境を越えた質保証 |
研究概要 |
2年計画の最終年度である本年度は、本研究の調査対象のうち、イギリスにおける海外の学位プログラムに関する質保証の現地調査を中心に調査研究を行った。 現地調査を行ったのは、イギリスの全大学に対して大学の機関監査(institutional audit)を行っている高等教育質保証機構(Quality Assurance Agency(QAA))と、海外分校の設置について確実な実績を有するノッティンガム大学である。 QAAに対しては、イギリス国内の本校に対する機関監査において、海外分校の評価を具体的にどのように行っているのかを中心に聞き取り調査を行った。 ノッティンガム大学に対しては、海外分校の質を本校と同等のレベルに維持するための方策について、カリキュラムと教員組織を中心に調査を行った。 年度当初の計画では、マレーシア、シンガポールにおいて、調査対象国であるアメリカ、イギリス、オーストラリアのうち、特にオーストラリアとイギリスの大学が設置している分校を中心に現地調査を行う予定であったが、先方との日程調整がつかなかったために、インターネットおよび文献等による調査に代えることとなった。インターネット等では、マレーシア、シンガポールにおける高等教育の質保証システムを中心に、文献調査では、評価機関による評価結果のうち、海外プログラムに関す評価分析を中心に行った。 調査対象の3力国の中では、海外分校の進出地域のほとんどがアジア地域であるため、今後日本と競合することが予想され、かつ海外の評価機関との連携に積極的であるオーストラリアの評価活動が日本にとって最も参考となるものと考えられる。
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