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2005 年度 実績報告書

新時代の国語科教育に資するリテラシー概念の再構築

研究課題

研究課題/領域番号 17330187
研究機関群馬大学

研究代表者

中村 敦雄  群馬大学, 教育学部, 助教授 (60323325)

研究分担者 藤森 裕治  信州大学, 教育学部, 助教授 (00313817)
石垣 明子 (入部 明子)  つくば国際大学, 産業社会学部, 助教授 (10265233)
足立 幸子  新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (30302285)
奥泉 香  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 講師 (70409829)
キーワードリテラシー / メディア教育 / PISA
研究概要

1年目の成果としては、諸外国における事例調査と、それにもとづく研究協議とが挙げられる。
事例調査としては、研究者ごとに設定した各自のテーマに応じて、オーストラリア連邦、イギリス、アメリカ合衆国、メキシコにおける実地調査に従事し、現地の学校における実践事例の視察、学会への出席、現地研究者へのインタビューなどによって、リテラシー概念についての内包・外縁と、その社会文化的な文脈との相互関係を明らかにするとともに、有益な情報(レジュメ、文献、インタビュー・授業実践を収録したテープ)の収集につとめた。たとえば、オーストラリア連邦西オーストラリア州では、同州のカリキュラムを入手するとともに、カリキュラム作成者へのインタビューや、現地の学校における実践事例を4例視察する機会に恵まれた。こうした調査をとおして得た情報は、研究者全体で共有できるよう、研究協議会の席上において報告され、必要に応じて、情報交流の機会を設定し、共有データ化をはかった。
研究協議においては、国や事例ごとの差異について議論するとともに、リテラシー論としての様相のカテゴリー化に向けた基礎作業などを行い、包括的なパースペクティブからのアプローチが可能になるよう先行情報のマッピングを推進することに従事した。また、研究成果をもとに、PISA調査の背景にあるリテラシー観の位置づけについても検討した。
こうした1年目の成果は、それぞれの研究者によって論文として公刊された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] PISAにおける『読解力(reading literacy)』の解明2006

    • 著者名/発表者名
      中村 敦雄
    • 雑誌名

      言語技術教育 第15号

      ページ: 35-39

  • [雑誌論文] オーストラリア・クイーンズランド州におけるリテラシーの評価2006

    • 著者名/発表者名
      足立 幸子
    • 雑誌名

      新大国語 31号(印刷中)

  • [雑誌論文] 進展し続ける習熟状況の質的な変化をプログレスマップで見とる2006

    • 著者名/発表者名
      奥泉 香
    • 雑誌名

      月刊国語教育研究 406集

      ページ: 28-31

  • [雑誌論文] アメリカの求めるマルチリテラシー2005

    • 著者名/発表者名
      入部 明子
    • 雑誌名

      月刊国語教育研究 404集

      ページ: 30-33

  • [雑誌論文] 読書力評価の国際標準にむけての一考察(3)-オーストラリアのDARTの分析-2005

    • 著者名/発表者名
      足立 幸子
    • 雑誌名

      人文科教育研究 32号

      ページ: 45-61

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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