研究課題/領域番号 |
17330197
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
森茂 岳雄 中央大学, 文学部, 教授 (30201817)
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研究分担者 |
小笠原 嘉康 日本大学, 文理学部, 教授 (20194417)
小林 由利子 川村学園女子大学, 教育学部, 教授 (50245297)
中山 京子 京都ノートルダム女子大学, 心理学部, 講師 (50411103)
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キーワード | グローバル教育 / 多文化共生教育 / 国際理解教育 / 総合学習 / 教材開発 / スーツケース教材 / 移民学習 |
研究概要 |
平成18年度は、次ぎの3点を中心に研究を行った。 ・1.海外の移民関係博物館におけるアウトリーチ教材及び博学連携実践に関する調査研究 ・小林がイギリスにおいて、森茂、中山がアメリカにおいて、聞き取り調査と実践の観察を行い、開発中のスーツケース教材とその実践への示唆を得た。 ・2.内外における移民学習教材の収集及びスーツケース教材(移民学習キット)の開発 ・海外の移民関係博物館調査と連動して、現地で教材として使用できる移民関係のさまざまな資料(文献資料、視聴覚資料、実物資料等)を収集し、昨年度の海外調査で収集したものも含めスーツケース教材(通称:ニッケイ移民とランク)を完成させた。 ・3.協力学校、協力博物館との連携による教育プログラムの開発及び教師用指導の手引きの作成 ・協力学校(教師)と連携し、国際交流基金日米センター(CGP)の協力を得て、作成したスーツケース教材を用いた学習プログラムの開発と試行実践を行い、その成果を踏まえ教師用の指導の手引き『移民を授業する-日系アメリカ移民学習の手引き-』を作成した。また、協力博物館であるJICA横浜海外移住資料館と連携して、海外移住資料館を活用した教師用学習活動の手引き『海外移住資料館学習活動の手引き』を作成した。 ・来年度は、作成したこれらの「学習活動の手引き」を用いて協力学校で実践をおこない、開発したスーツケース教材の適切性や可能性について検証を行い、より利用しやすいものに改善するとともに、協力博物館において教員研修ワークショップを行い、研究の成果の普及を行う予定である。
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