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2007 年度 実績報告書

高等学校福祉科教育の改善・充実および高度化に資する教師教育の体系化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17330198
研究機関日本社会事業大学

研究代表者

田村 真広  日本社会事業大学, 社会福祉学部, 准教授 (90271725)

研究分担者 菅井 直也  広島文教女子大学, 人間科学部, 教授 (60179108)
関矢 貴秋  仙台大学, 体育学部, 講師 (40306048)
保正 友子  立正大学, 社会福祉学部, 准教授 (80299859)
山本 美香  淑徳大学, 総合福祉学部, 講師 (80383363)
平野 優  小松短期大学, 地域創造学科, 教授 (50331559)
キーワード教科「福祉」 / 福祉科 / 高校改革 / ライフコース / 教員養成 / 教員研修 / 国際情報交換 / EU
研究概要

福祉系高等学校卒業生に関するライフコース・アンケート調査の結果を卒業年次のコーホート分析によって考察した成果を、全国福祉高等学校長会及び日本福祉教育・ボランティア学習学会で発表した。厳しい労働環境のもとにありながらも、充実した高校生活とモデルとなる先輩との出会いを糧として介護・相談援助の就労を継続している事実が明らかになった。研究成果をもとに高校教員をメンバーに迎えた座談会を開催した。
福祉教育活用ノート『KOMI理論で育つ高校生』を刊行し、これを用いて高校教員を対象とする研修プログラムを実施した。高校「福祉」教員養成の改善モデルケースについて日本福祉教育学校連盟において発表した。
福祉を軸として教育課程改革を進行させてきた「福祉キャリア高校」の事例として山形県立天童高等学校をとりあげ、改革への鍵と条件として、「産業社会と人間」及び「総合的な学習の時間」、ロングホームルーム、教科「福祉」の授業、教育実習と教員研修の機能に着目しつつ、分析と考察を試みた。
デンマーク・スウェーデン・オランダ・ドイツ・フィンランドにおける高等学校レベルの社会福祉教育の実態(学校体系や教育課程行政のしくみ、教員資格、ソーシャルケアワーク系の資格認定制度、卒業者の就業等)を整理し日本福祉教育・ボランティア学習学会等で発表した。18歳の青年が実社会へ出てケアワークを担いうる教育システムを、EUレベルで統一的に現実化しつつあることが明らかになった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 福祉先進国での後期中等教育段階におけるケアワーカー養成およびその教員養成システム2007

    • 著者名/発表者名
      山本 美香
    • 雑誌名

      産業と教育 656

      ページ: 2-7

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 大学間連携による高等学校「福祉」教員養成の構想と実践2007

    • 著者名/発表者名
      田村 真広
    • 雑誌名

      日本教師教育学会年報 16

      ページ: 200-204

  • [雑誌論文] 高等学校「福祉」教員養成の課題と展望2007

    • 著者名/発表者名
      田村 真広
    • 雑誌名

      日本社会事業大学実習教育センター年報 1

      ページ: 48-53

  • [学会発表] 高校福祉科卒業生のライフコースにおけるライフイベントの傾向に関する考察;現在の職業分類とコーホートによる比較検討に基づいて2007

    • 著者名/発表者名
      保正 友子
    • 学会等名
      日本福祉教育・ボランティア学習学会
    • 発表場所
      静岡コンベンションセンター
    • 年月日
      2007-11-24

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2014-06-23  

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