研究概要 |
(1)作製した絵画の半立体翻案作品の鑑賞プログラムを作成,それを用いた指導の効果と指導法の検証18年度までに作成した石膏による絵画「牛乳を注ぐ女」の半立体翻案作品及び3次元CADを活用して造型した半立体翻案作品を鑑賞するための鑑賞プログラムを作成した。それを基に視覚障害者への鑑賞活動を行い,半立体絵画作品及び3次元造型作品の触り心地や形状のわかりやすさについて調査した。その結果,立体的に翻案した触る絵が視覚障害者の絵画の鑑賞に効果的に活用できることが明らかになった。本研究により3次元CADを活用して視覚障害教育用半立体絵画教材を翻案する一連のシステムを構築し、実際に活用できることを検証できた。 (2)より廉価な立体資料の複製システムの構築3次元CADを活用して造型した半立体翻案作品を原型として,より廉価で簡便に複製教材が作製できる真空成型による半立体教材作成法を検証した。その成果を「真空成型法による立体教材作成の手引」にまとめた。 (3)報告書の作成これまでの研究成果を基に報告書を作成した。
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