研究分担者 |
安田 正實 千葉大学, 理学部, 教授 (00041244)
蔵野 正美 千葉大学, 教育学部, 教授 (70029487)
中神 潤一 千葉大学, 理学部, 教授 (30092076)
岩本 誠一 九州大学, 大学院・経済学研究院, 教授 (90037284)
廣渡 栄寿 北九州市立大学, 経済学部, 助教授 (60274429)
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研究概要 |
本研究は、人工知能モデルの観点から、不確実な情報を持つファジィ確率システムの数理構造に関する解析と最適停止問題、決定理論、動的ゲームの研究を目的としている。本年度の主な研究成果は次の通りである。 1.システムにおける不確実性の度合いの評価基準や主観確率による期待値の研究を行った。 2.不確実性下でのファジィ時刻停止で、最適性条件の研究を行った。 3.不確実性の下での動的停止ゲームの研究を行った。 4.ファジィ測度の基礎的な研究を行った。 5.Aggeration演算による効用関数の統合の研究を行った。 これらの研究成果は、国際学術雑誌Fuzzy Optimization and Decision Making, Fuzzy Sets and Systemsや共著の著書Advances in Dynamic Games : Applications to Economics, Finance, Optimization, and Stochastic Control(Birkhauser)やLecture Notes in AI(Springer)に掲載されている。また、本研究成果は国内では、研究代表者と岩本誠一教授(九州大学)共同主催の第9回計画数学関係研究集会「数理決定の展開とその応用」(平成17年10月14日・15日、於長崎大学、発表件数24件、参加者31名)、京都大学数理解析研究所の研究集会、日本数学会、人工知能学会、BICシンポジウム(九州大)において口頭発表を行い、また、国内外での国際学術会議IFSA2005(北京),CIMCA2005(Wien),MDAI2005(筑波),IFORS2005(Honolulu),CiE2005(Amsterdam),LLLL2005(北九州)等において口頭発表を行った。 本年度は、ファジィ確率システムを基礎とした意思決定基準と金融工学でのオプションの研究や人工知能モデルの観点から期待値の計算について研究成果が得ることができた。本研究に参加した研究者は、本研究の実施計画に基づき、それぞれ一定の成果を納め、研究論文や口頭発表を行っている。
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