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2005 年度 実績報告書

一軸方向加圧環境を含む高圧下NMR装置の開発と強相関電子系への適用

研究課題

研究課題/領域番号 17340107
研究機関京都大学

研究代表者

藤原 直樹  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助教授 (60272530)

研究分担者 上床 美也  東京大学, 物性研究所, 助教授 (40213524)
キーワード核磁気共鳴 / 梯子格子物質 / 圧力誘起超伝導
研究概要

高圧物性計測装置の開発
1、NMR用高圧セルの製作
NMR用高圧セルの設計は研究分担者上床美也が行い、既に製作完了している。
2、光ファイバー導入による精密な圧力校正
従来圧力校正にはBi等の超伝導転移温度をモニターする方法が行われていたが、残留磁場がある場合では、正確な圧力校正ができない。そこで、上床等のグループで開発中の光ファイバーを用いた圧力校正機器を本研究でも導入する。この機器の導入も既に完了し、磁場、温度に依存せず圧力を正確に測定することが可能となった。
物性研究
1、梯子格子銅酸化物やバナジウム酸化物における圧力誘起超伝導はそれぞれ3万気圧、6万気圧で起こる。すでに銅酸化物では3万気圧下で超伝導状態のNMRに成功している。この物質の超伝導を調べるためにはより高圧下での測定が必要である。現在3万5千気圧以上の高圧下でのNMR計測が可能であることを確認することに成功した。バナジウム酸化物では、はじめて測定を行う新物質であり、常圧での基本的な測定を行った。研究成果は磁気国際会議に発表予定である。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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